スマホ首

スマホ首とは

スマホ首とは、スマートフォンやパソコンの長時間使用により、本来緩やかにカーブしている首の骨がまっすぐになってしまった状態のことです。正式には「ストレートネック」と呼ばれ、頭が前に突き出る姿勢が続くことで首の自然なカーブが失われます。

現在、日本でスマートフォンを使用する人口は約9,000万人を超えており、その中でストレートネックの症状を抱える人は推定で約8割に上るとされています。特に20代から40代の働き世代では、デスクワークとスマートフォン使用の組み合わせにより、症状を訴える人が急増しています。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、肩こりを訴える人は女性で1位、男性で2位となっており、その多くがスマホ首に関連していると考えられています。

スマホ首を放置すると、首の痛みや肩こりが慢性化し、頭痛やめまい、吐き気などの症状が悪化します。さらに進行すると、首の神経が圧迫されることで手や腕のしびれ、握力の低下が起こり、日常生活に支障をきたします。

最悪の場合、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどの重篤な疾患に発展し、手術が必要になる可能性もあります。また、自律神経の乱れにより不眠、うつ症状、集中力の低下なども引き起こし、仕事や人間関係にも悪影響を及ぼします。

スマホ首の原因

開院以来、当院には多くのスマホ首患者さんが来院されています。

30年の臨床経験から言えるのは、スマホ首の原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどだということです。

スマホ首の原因は主に次のようなものがあります。

スマホ首はこれらの要因が複数重なることによって発症することが少なくありません。

そしてその数や組み合わせは、当然、患者さんによって異なります。だからこそ当院では、何よりも検査を重要視しています。患者さんそれぞれの置かれた環境や既往歴などを丁寧にお聞きして、当院独自の客観的検査や整形外科検査などを行い、スマホ首の原因を見つけ出します。

原因がわかるから改善する道が見えてきます。

これまで病院やほかの治療院でよくならなかったとしても決してあきらめないでください。あなたのスマホ首は、徹底した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

スマホ首の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

根本的な改善にはならず、長期使用により胃腸障害や依存性のリスクがあります。また、症状の一時的な抑制にとどまり、薬を止めると症状が再発することが多いです。

物理療法

効果が一時的で、継続的な通院が必要となります。また、症状の根本原因である姿勢や生活習慣の改善には直接的に働きかけません。

運動療法

正しい方法で継続する必要があり、間違った方法では症状が悪化する可能性があります。また、効果を実感するまでに時間がかかり、途中で挫折する人も多いです。

装具療法

装具に依存することで筋力が低下し、外すと症状が悪化する可能性があります。また、長期使用により皮膚トラブルや不快感を生じることもあります。

注射療法

効果が一時的で、繰り返し注射が必要になることがあります。また、注射部位の感染や神経損傷などのリスクも伴います。

スマホ首を改善するために

スマホ首を改善するためには、原因をつきとめることが何よりも重要です。原因がわからないまま治療を進めることは、コンパスを持たずに山に登るようなものです。行き当たりばったりの治療では改善は見込めません。

当院では、丁寧なカウンセリングと徹底した検査で原因を明らかにします。その結果をもとに治療計画を立て、検査結果と治療計画をわかりやすく説明します。

患者さん自身が自分の状態を把握し、目標をもって治療に取り組むことが、根本改善の結果につながることは経験上間違いないです。

当院の特徴

国家資格を有し、治療家歴30年以上の院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

スマホ首の根本改善のためには、症状の緩和はもとより、骨格や筋肉のバランスを整え、姿勢や歩行まで改善する必要があります。そのため当院では検査を充実し、計画を立てて共有し、経過を確認しながら施術しています。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行っているのです。変化を共有し、お互いに確認しながら治療を進めていく一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方もあきらめずにご相談ください。

スマホ首のQ＆A

スマホ首は自然に治りますか？

スマホ首は生活習慣が原因のため、スマートフォンの使用方法や姿勢を改善しなければ自然治癒は期待できません。適切な対処法を継続することで改善が可能です。

スマホ首の人がやってはいけないことは？

長時間同じ姿勢を続けること、高すぎる枕の使用、首を無理に動かすこと、痛みを我慢して無理をすることは避けるべきです。

スマホ首と単なる肩こりの違いは何ですか？

スマホ首は首の骨の配列が変化した状態で、頭痛やめまい、手のしびれなど多様な症状を伴います。単なる肩こりより症状が複雑で広範囲に及びます。

どのくらいの期間で改善しますか？

個人差がありますが、適切な治療と生活習慣の改善により、軽度なら1～2ヶ月、中等度以上では3～6ヶ月程度の期間が必要です。

スマホ首は完治しますか？

早期に適切な対処を行えば完治は可能です。ただし、生活習慣を改善しなければ再発のリスクが高いため、継続的な注意が必要です。

何科を受診すればいいですか？

まずは整形外科を受診することをお勧めします。症状によっては神経内科や脳神経外科での検査が必要な場合もあります。

枕の高さはどのくらいが適切ですか？

仰向けで寝たときに首の自然なカーブが保たれる高さが理想的です。一般的には6～8cm程度ですが、個人の体型に合わせた調整が重要です。

スマートフォンの使用を完全にやめる必要がありますか？

完全にやめる必要はありませんが、使用時間を制限し、正しい姿勢で使用することが大切です。1時間に1回は休憩を取ることをお勧めします。

マッサージは効果がありますか？

一時的な症状緩和には効果がありますが、根本的な改善には姿勢の矯正や筋力強化が必要です。マッサージだけでは完治は困難です。

手術が必要になることはありますか？

重度の頚椎症や椎間板ヘルニアに進行した場合は手術が必要になることもありますが、早期の適切な治療により多くの場合は手術を避けることができます。

スマホ首が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体施術とスマホ首は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

スマホ首は早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。一人で悩むことなく、お早めにご相談ください。