寝違え

寝違え

寝違えとは、睡眠中の不自然な姿勢により首周辺の筋肉や関節が炎症を起こし、起床時に急激な痛みと可動域制限が生じる急性症状です。医学的には「急性頚部捻挫」に分類され、首を特定方向へ動かせないのが特徴です。痛みのピークは起床後2時間以内に現れ、多くの場合48時間ほど続きます。

IT従事者に多い「テキストネック」症候群が背景にある場合、首後面の筋肉が常に引っ張られた状態となり、就寝時の姿勢の乱れがトリガーになることも少なくありません。当院の臨床データでは、1日8時間以上PC作業する方の再発率が通常の3倍以上という結果が出ています。

初期段階では頚部の可動域制限だけですが、3日以上放置すると慢性頭痛やめまいを併発します。1週間経過後は肩甲骨周辺の筋膜癒着が始まり、2週間後には頚椎の自然弯曲が失われるストレートネックに進行。最悪の場合、椎間板ヘルニアを誘発し手術が必要になるケースも報告されています。

寝違えの原因

開院以来、当院には多くの寝違え患者さんが来院されています。30年の臨床経験から言えるのは、寝違えの原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどだということです。

寝違えの原因は主に次のようなものがあります。

寝違えはこれらの要因が複数重なることによって発症することが少なくありません。

そしてその数や組み合わせは、当然、患者さんによって異なります。だからこそ当院では、何よりも検査を重要視しています。患者さんそれぞれの置かれた環境や既往歴などを丁寧にお聞きして、当院独自の客観的検査や整形外科検査などを行い、寝違えの原因を見つけ出します。

原因がわかるから改善する道が見えてきます。

これまで病院やほかの治療院でよくならなかったとしても決してあきらめないでください。あなたの寝違えは、徹底した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

寝違えの場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

一時的な痛みの緩和には効果的ですが、根本的な原因解決にはならず、長期使用による胃腸障害や肝機能障害などの副作用リスクがあります。

理学療法

一時的な血流改善効果しか得られず、3日以内に再発する確率が高いのが課題です。

寝違えを改善するために

寝違えを改善するためには、原因をつきとめることが何よりも重要です。原因がわからないまま治療を進めることは、コンパスを持たずに山に登るようなものです。行き当たりばったりの治療では改善は見込めません。

当院では、丁寧なカウンセリングと徹底した検査で原因を明らかにします。その結果をもとに治療計画を立て、検査結果と治療計画をわかりやすく説明します。

患者さん自身が自分の状態を把握し、目標をもって治療に取り組むことが、根本改善の結果につながることは経験上間違いないです。

当院の特徴

国家資格を有し、治療家歴30年以上の院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

寝違えの根本改善のためには、症状の緩和はもとより、骨格や筋肉のバランスを整え、姿勢や歩行まで改善する必要があります。そのため当院では検査を充実し、計画を立てて共有し、経過を確認しながら施術しています。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行っているのです。変化を共享し、お互いに確認しながら治療を進めていく一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方もあきらめずにご相談ください。

寝違えのQ＆A

寝違えは自然に治りますか？

軽度の場合は3日程度で改善することもありますが、再発を繰り返す場合は筋膜の癒着が進行している可能性があります。

寝違えの人がやってはいけないことは？

首を急激に回旋させる動作や自己流の矯正は危険です。横向き寝時の高い枕使用も頚椎アーチを崩す原因になります。痛みが強い時期は入浴で深部を温め、血流改善を図りましょう。

寝違えは冷やすべき？温めるべき？

急性期（発症から48時間以内）は炎症を抑えるために冷やし、回復期には血行を促進するために温めるのが一般的です。個人の症状や原因によって異なるため、信頼できる治療院に相談されることをおすすめします。

寝違えが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体施術と寝違えは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

寝違えは早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。一人で悩むことなく、お早めにご相談ください。