自律神経性めまい

自律神経性めまいとは

自律神経性めまいとは、耳や脳に明確な異常が認められないにも関わらず、自律神経のバランスが崩れることで生じるめまい症状です。

ストレスや生活習慣の乱れにより交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、血管が収縮して脳や内耳への血流が悪くなることで症状が現れます。ふわふわとした浮遊感や回転性のめまいが特徴的で、現代社会のストレス増加に伴い患者数は年々増加傾向にあります。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、めまいを訴える人は全国で推定約240万人おり、そのうち約3割が自律神経の乱れに起因するものと考えられています。特に働き盛りの30～50代女性に多く見られる症状です。

自律神経性めまいを放置すると、症状が慢性化し日常生活に深刻な支障をきたします。外出への恐怖心から引きこもりがちになり、社会生活や人間関係に悪影響を及ぼすようになります。

また、睡眠障害や食欲不振、うつ症状を併発する可能性があり、心身の健康状態が全体的に悪化していきます。仕事のパフォーマンスが低下し、最悪の場合は職を失うリスクも高まります。家族との関係も悪化し、趣味や楽しみを失って人生の質が大幅に低下してしまいます。症状への不安が更なるストレスを生み、悪循環に陥ってしまうケースも少なくありません。早期の適切な対処が重要です。

自律神経性めまいの原因

開院以来、当院には多くの自律神経性めまい患者さんが来院されています。

30年の臨床経験から言えるのは、自律神経性めまいの原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどだということです。

自律神経性めまいの原因は主に次のようなものがあります。

自律神経性めまいはこれらの要因が複数重なることによって発症することが少なくありません。

そしてその数や組み合わせは、当然、患者さんによって異なります。だからこそ当院では、何よりも検査を重要視しています。患者さんそれぞれの置かれた環境や既往歴などを丁寧にお聞きして、当院独自の客観的検査や整形外科検査などを行い、自律神経性めまいの原因を見つけ出します。

原因がわかるから改善する道が見えてきます。

これまで病院やほかの治療院でよくならなかったとしても決してあきらめないでください。あなたの自律神経性めまいは、徹底した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

自律神経性めまいの場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

根本原因の解決にはならず、副作用や依存性のリスクがあります。症状を抑えるだけの対症療法となりがちで、薬をやめると再発する可能性が高いです。

生活指導

具体的な実践方法が不明確で、患者自身の意志力に依存する部分が大きく継続が困難です。個別の状況に応じた詳細なアドバイスが不足しがちです。

心理療法

効果が現れるまでに時間がかかり、費用も高額になる傾向があります。専門医の数も限られており、予約が取りにくい場合も多いです。

理学療法

定期的な通院が必要で、効果の個人差が大きいという課題があります。根本的な姿勢や生活習慣の改善まで踏み込めないケースが多いです。

自律神経性めまいを改善するために

自律神経性めまいを改善するためには、原因をつきとめることが何よりも重要です。原因がわからないまま治療を進めることは、コンパスを持たずに山に登るようなものです。行き当たりばったりの治療では改善は見込めません。

当院では、丁寧なカウンセリングと徹底した検査で原因を明らかにします。その結果をもとに治療計画を立て、検査結果と治療計画をわかりやすく説明します。

患者さん自身が自分の状態を把握し、目標をもって治療に取り組むことが、根本改善の結果につながることは経験上間違いないです。

当院の特徴

国家資格を有し、治療家歴30年以上の院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

自律神経性めまいの根本改善のためには、症状の緩和はもとより、骨格や筋肉のバランスを整え、姿勢や歩行まで改善する必要があります。そのため当院では検査を充実し、計画を立てて共有し、経過を確認しながら施術しています。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行っているのです。変化を共有し、お互いに確認しながら治療を進めていく一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方もあきらめずにご相談ください。

自律神経性めまいのQ＆A

自律神経性めまいは自然に治りますか？

軽度の場合は生活習慣の改善により自然回復することもありますが、多くは適切な治療とケアが必要です。放置すると慢性化するリスクが高まるため、早期の対処をお勧めします。

自律神経性めまいの人がやってはいけないことは？

急激な体位変換、過度な飲酒、カフェインの過剰摂取、睡眠不足、強いストレスを避けることが重要です。無理な運動も症状を悪化させる可能性があります。

めまいと自律神経失調症の違いは何ですか？

自律神経失調症は様々な症状の総称で、めまいはその症状の一つです。自律神経性めまいは主にめまい症状に焦点を当てた診断名となります。

ストレスが原因のめまいはどのくらいで改善しますか？

個人差がありますが、適切な治療とストレス管理により数週間から数ヶ月で改善することが多いです。根本的な改善には継続的なケアが必要です。

自律神経性めまいに効果的な食べ物はありますか？

ビタミンB群を含む食品、マグネシウムを含むナッツ類、DHAを含む魚類などが自律神経の安定に役立つとされています。バランスの良い食事を心がけることが大切です。

運動はめまいを悪化させませんか？

適度な有酸素運動は血流改善と自律神経の安定に効果的ですが、激しい運動や急激な動きは症状を悪化させる可能性があります。専門家の指導のもとで行うことをお勧めします。

漢方薬は自律神経性めまいに効果がありますか？

半夏白朮天麻湯や苓桂朮甘湯など、体質に合った漢方薬は症状改善に効果が期待できます。専門医との相談が重要です。

めまいが起きたときの応急処置方法は？

安全な場所で座るか横になり、深呼吸をして落ち着きます。頭を動かさず、症状が治まるまで安静にすることが大切です。

自律神経性めまいは遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、ストレスに対する感受性や体質的な要因が遺伝する可能性があります。家族歴がある場合は注意が必要です。

季節や天候はめまいに影響しますか？

気圧の変化や季節の変わり目は自律神経に影響を与えやすく、症状が悪化することがあります。天候の変化に注意を払うことが重要です。

自律神経性めまいが改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体施術と自律神経性めまいは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

自律神経性めまいは早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。一人で悩むことなく、お早めにご相談ください。