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CM関節への注射、何回まで打てるの?

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「お医者さんに注射を勧められたけど、どんな注射なのか、正直よくわからなくて不安で…」そんなふうに感じている方、いませんか?瓶のフタが開けられない、洗濯物が痛くて絞れない、スマホを使っていると親指の付け根がズキッとする。そういった日常のなかでふとつらくなる瞬間に悩まされているのではないでしょうか。

この記事では、母指CM関節症に対して行われる関節内注射について、どんな種類があるのか、何回くらい打てるのか、そして注射の効果が出なくなったとき次にどんな選択肢があるのかをお伝えします。

湿布や痛み止めを試してみたけれど、あまり変わらなかった。そんな段階に差し掛かったとき、多くの方が「注射」という選択肢を提示されます。でも、いざ「打ちますか?」と言われても、何がどう変わるのか、何回打てばいいのか、手術との違いは何かなど、疑問はつきませんよね。

院長:吉原

親指の付け根の痛みって、地味に毎日の生活に響くんですよね。当院にも「湿布では追いつかなくなってきた」「注射を勧められたけど怖くて」と相談に来られる方が多くいらっしゃいます。この記事が、次のステップを考えるヒントになれば嬉しいです

目次

そもそも、なぜ注射が必要になるのか

母指CM関節症の治療は、段階を踏んで進むのが一般的です。最初は安静にすること、次にサポーターや装具で関節を固定すること、それでも痛みが続くようであれば薬や湿布といった保存的な方法が選ばれます。しかしこういった方法で十分な効果が得られないとき、痛みの元となっている関節の炎症を直接抑えるために、関節の中に注射を行うという選択肢が登場します。

「保存療法で不十分なとき」という言葉はよく耳にすると思いますが、どこからが「不十分」なのかはっきりした境界線はありません。大事なのは、日常生活に支障が出ているかどうかという点です。痛みをかばいながら生活していると、知らず知らずのうちに手首や肘、肩にまで負担が広がっていきます。早めに対処することが大切です。

関節に打つ注射には種類がある

ひと口に「関節内注射」と言っても、使われる薬の種類によって目的も効果も変わってきます。整形外科で一般的に行われる注射は大きく2種類あり、それぞれ特徴が異なります。どちらが選ばれるかは、症状の進み具合や炎症の強さ、通院している医療機関の方針によっても違います。

ステロイド(副腎皮質ホルモン)注射

炎症を強力に抑える効果があり、痛みが強い急性期に使われることが多いです。効き目が比較的早く現れるため、「打った翌日から楽になった」という方も少なくありません。ただし、頻繁に打ち続けると関節の軟骨や靭帯にダメージを与えてしまう可能性があるため、打てる回数には限りがあります。目安として3〜4回までとされることが多く、それ以上の繰り返しは医師と相談しながら慎重に判断する必要があります。

ヒアルロン酸注射

もともと関節液に含まれている成分を補充する注射です。関節の潤滑をよくして、動きをスムーズにすることを目的としています。ステロイドほどの即効性はありませんが、副作用が比較的少なく、継続して使いやすいという特徴があります。特に変形が進んでいない初期〜中期の段階で効果が出やすいとされており、定期的に通院しながら打ち続けるケースもあります。

注射を打つとき、通院時に知っておきたいこと

いざ注射を受けるとなると、どんな流れになるのかが気になりますよね。処置そのものは数分で終わることがほとんどで、入院の必要はなく、外来で受けられます。注射の後はすぐに帰宅できる場合がほとんどですが、当日は激しい動作を控えたほうが良いことが多いです。

また、注射後に一時的に痛みが増すことがあります(フレア反応と呼ばれます)。これは数日以内に落ち着くことがほとんどですが、はじめての方は驚いてしまうこともあるため、事前に知っておくと安心です。通院のたびに「今日はどうでしたか」と聞いてもらえる環境であれば、気になることはどんどん伝えてみてください。

注射の効果がどれくらい続くかは個人差があります。1週間でまた痛みが戻ってくる方もいれば、数ヶ月単位で楽な状態が続く方もいます。効果の持続が短くなってきたと感じたら、それはひとつのサインです。次のステップを考えるタイミングかもしれません。

注射が効かなくなってきたら、どうする?

何度か注射を繰り返しても痛みが戻ってきたり、そもそも注射が効きにくくなってきたりすると、「もう手術しかないのかな」という気持ちになってしまうことがあります。でも、少し立ち止まって考えてみましょう。注射と手術のあいだには、まだいくつかの選択肢があります。

装具・サポーターの見直し

市販のサポーターを使っていても、形や固定の強さが合っていないと十分な効果が得られないことがあります。整形外科では専用の装具を処方してもらえることがあり、日常生活の中でCM関節にかかる負担を減らすことができます。地味な方法に見えますが、使い続けることで症状の進行を抑える効果は侮れません。

リハビリ・運動療法

親指の関節まわりの筋肉が弱くなると、関節への負担が大きくなります。理学療法士や柔道整復師の指導のもとで行う運動療法は、関節を安定させる力を取り戻す助けになります。炎症が落ち着いている段階であれば、特に効果を発揮しやすいタイミングです。

PRP療法・動脈注射(モヤモヤ血管治療)

近年、注目されている方法として、自分の血液から作成した成長因子を使うPRP療法や、異常な新生血管(モヤモヤ血管)に直接アプローチする動脈注射治療があります。手術ではないため体への負担が少なく、「手術はまだ踏み切れない」という方に選ばれることも増えています。ただし保険適用外の場合も多いため、費用面も含めて医師とよく相談することが大切です。

手術療法

関節の変形が進んでいて、保存的な方法ではどうしても痛みが取れないという場合には、手術が検討されます。代表的なものに関節固定術と靭帯再建術があります。どちらを選ぶかは年齢・職業・手の使い方によって異なります。関節固定術は安定性が高い反面、動きの制限が生じます。靭帯再建術は動きを保ちやすいですが、回復に時間がかかることがあります。

整体院での対応について

「整体で関節症が治るの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。整体院ができることは、骨を元通りにしたり、注射を打ったりすることではありません。でも、実際に痛みで困っている方の多くは、関節そのものだけでなく、その周囲の筋肉や腱の使い方、姿勢や体の使い方全体に問題を抱えていることがほとんどです。

CM関節に過剰な負荷がかかり続ける背景には、手首・肘・肩・体幹のどこかに機能不全が起きているケースが少なくありません。当院では、独自の検査によってそういった原因を丁寧に洗い出し、注射や薬とは別のアプローチで関節への負担を減らすお手伝いができます。医療機関での治療と組み合わせることで、より良い結果につながりやすくなります。

なお、腱鞘炎と症状が似ていることもあります。親指の腱まわりに痛みが出ている場合、腱鞘炎として対応が必要なケースもあるため、正確な判断がとても重要です。似た症状であっても原因は異なることがありますし、治療の方向性も変わってきます。

日常生活でできること

注射を打って痛みが落ち着いた後も、また同じ生活を続けていると再発しやすくなります。症状を悪化させないために、日常的に気をつけておきたいことを整理しておきましょう。

  • 瓶のフタは反対の手や道具を使って開ける
  • スマホ操作は親指に力を集中させないよう意識する
  • 重いものを持つときは手のひら全体を使う
  • 家事中は適度に休憩を入れ、同じ動作を長時間続けない
  • サポーターは痛みが強い時間帯だけでも使う

「やりたいことができない」というストレスが積み重なると、心身ともに疲弊してしまいます。完璧にやろうとしすぎず、できるところから生活を少しずつ見直してみてください。

よくある疑問にお答えします

疑問回答
注射は何科で受けられますか?整形外科が基本です。手の外科専門医がいるクリニックであればさらに詳しく相談できます。
ステロイド注射は何回まで打てますか?目安は同じ部位に年3〜4回程度です。それ以上は関節へのリスクが高まるため、医師と相談が必要です。
注射後すぐに仕事はできますか?多くの場合は当日から日常生活は可能ですが、激しい動作は翌日以降に控えるほうが無難です。
注射をしても痛みが戻ってきます効果の持続時間が短くなってきたら、リハビリや他の治療法との組み合わせを検討するタイミングです。
整体でCM関節症は良くなりますか?関節の変形は元に戻せませんが、周囲の筋肉・腱・全身のバランスを整えることで痛みの軽減は期待できます。

まとめにかえて

CM関節への注射は、炎症を抑え痛みを和らげるための有効な手段のひとつです。でも、注射はあくまで「つらさを一時的に軽くするための道具」にすぎません。関節に過剰な負担がかかり続ける根本的な原因を解消しないかぎり、同じことを繰り返してしまいます。

私が整体院シェルパでお伝えしたいのは、「注射を打てば治る」でも「手術しかない」でもなく、今の体の状態をちゃんと把握して、段階に合った対処をしていくことが大切だということです。原因がわかれば、次にやることが見えてきます。一人で「もうだめかも」と思わないでください。

親指の痛みでお悩みの方、病院での治療と組み合わせて体のバランスを整えたい方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの状態に合わせて、一緒に最善の方法を考えていきましょう。


院長:吉原

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