鼠径部痛症候群

鼠径部痛症候群

太ももの付け根に持続的な痛みや不快感が生じ、スポーツ動作や日常動作で悪化する症状群です。サッカー競技人口の3～5%が経験すると推計され、20～40代の男性アスリートに多く見られます。

単一の病気ではなく、筋肉・腱の損傷や神経圧迫、股関節異常など複数の要因が絡み合って発生します。早期発見と適切な治療が競技寿命を左右する重要な鍵となります。

歩行時の骨盤不安定から腰痛を併発するリスクが高まります。慢性炎症が恥骨結合炎に進行する可能性もあり、最悪の場合6か月以上の入院が必要な恥骨骨髄炎を発症する事例も報告されています。

鼠径部痛症候群の原因

開院以来、当院には多くの鼠径部痛症候群でお悩みの患者さんが来院されています。30年の臨床経験から言えるのは、鼠径部痛症候群の原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどだということです。

鼠径部痛症候群の原因は主に次のようなものがあります。

鼠径部痛症候群はこれらの要因が複数重なることによって発症することが少なくありません。

そしてその数や組み合わせは、当然、患者さんによって異なります。だからこそ当院では、何よりも検査を重要視しています。患者さんそれぞれの置かれた環境や既往歴などを丁寧にお聞きして、当院独自の客観的検査や整形外科検査などを行い、鼠径部痛症候群の原因を見つけ出します。

原因がわかるから改善する道が見えてきます。

これまで病院やほかの治療院でよくならなかったとしても決してあきらめないでください。あなたの鼠径部痛症候群は、徹底した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

鼠径部痛症候群の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

安静指導

筋萎縮率が週2%進行し、競技復帰時の再発リスクを高めます。完全安静が逆に組織の癒着を招くケースも少なくありません。

物理療法

炎症抑制には効果的ですが、根本的な筋連動性の改善には至りません。治療効果が持続しないことが課題です。

薬物療法

胃潰瘍発症率が14%上昇するリスクがあり、アスリートのパフォーマンス低下を招く副作用があります。

鼠径部痛症候群を改善するために

鼠径部痛症候群を改善するためには、原因をつきとめることが何よりも重要です。原因がわからないまま治療を進めることは、コンパスを持たずに山に登るようなものです。行き当たりばったりの治療では改善は見込めません。

当院では、丁寧なカウンセリングと徹底した検査で原因を明らかにします。その結果をもとに治療計画を立て、検査結果と治療計画をわかりやすく説明します。

患者さん自身が自分の状態を把握し、目標をもって治療に取り組むことが、根本改善の結果につながることは経験上間違いないです。

当院の特徴

国家資格を有し、治療家歴30年以上の院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

鼠径部痛症候群の根本改善のためには、症状の緩和はもとより、骨格や筋肉のバランスを整え、姿勢や歩行まで改善する必要があります。そのため当院では検査を充実し、計画を立てて共有し、経過を確認しながら施術しています。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行っているのです。変化を共有し、お互いに確認しながら治療を進めていく一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方もあきらめずにご相談ください。

鼠径部痛症候群のQ＆A

自然治癒する可能性は？

急性期の軽症例では3週間の安静で改善可能ですが、慢性化した場合専門的なリハビリが必要です。筋膜の連動性改善が鍵となります。

絶対に避けるべき動作は？

脚をクロスさせる姿勢やジャンプ着地時の股関節内旋を避けてください。エレベーター使用時は体の向きを変えずに乗りましょう。

マッサージは効果的ですか？

腸腰筋への直接アプローチは逆効果の場合があります。前鋸筋の緊張緩和から体幹アプローチを行うことが有効です。

鼠径部痛症候群が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体施術と鼠径部痛症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

鼠径部痛症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。一人で悩むことなく、お早めにご相談ください。