過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群は、腹痛と便通異常（下痢や便秘）が慢性的に続く病気です。検査をしても腸に明らかな異常が見つからないにも関わらず、腹痛が週に1日以上起こり、それが3カ月以上続く状態を指します。

排便によって腹痛が軽減したり、排便回数や便の形状が変化したりする特徴があります。ストレスや生活習慣と密接に関係している機能性の消化器疾患です。日本では全人口の約10～15％が過敏性腸症候群に罹患していると推定されており、患者数は約1,200万人に上ります。

過敏性腸症候群を放置すると、症状が慢性化し日常生活に深刻な支障をきたします。外出時の不安が増大し、社会活動や人間関係が制限される可能性があります。仕事や学業への集中力が低下し、パフォーマンスの悪化につながります。睡眠障害を引き起こし、疲労感や抑うつ状態が悪化することもあります。最悪の場合、外出恐怖症や社会不安障害を併発し、完全に引きこもり状態になってしまう可能性もあります。

過敏性腸症候群の原因

開院以来、当院には多くの過敏性腸症候群患者さんが来院されています。

30年の臨床経験から言えるのは、過敏性腸症候群の原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどだということです。

過敏性腸症候群の原因は主に次のようなものがあります。

過敏性腸症候群はこれらの要因が複数重なることによって発症することが少なくありません。

そしてその数や組み合わせは、当然、患者さんによって異なります。だからこそ当院では、何よりも検査を重要視しています。患者さんそれぞれの置かれた環境や既往歴などを丁寧にお聞きして、当院独自の客観的検査や整形外科検査などを行い、過敏性腸症候群の原因を見つけ出します。

原因がわかるから改善する道が見えてきます。

これまで病院やほかの治療院でよくならなかったとしても決してあきらめないでください。あなたの過敏性腸症候群は、徹底した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

過敏性腸症候群の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法のため、薬を止めると症状が再発する可能性があります。長期服用による副作用や依存性の心配もあります。

食事療法

厳格な食事制限により栄養バランスが偏ったり、社会生活に支障をきたしたりする場合があります。継続が困難で挫折しやすい面もあります。

生活指導

具体的な実践方法が曖昧で、患者個人の努力に依存する部分が大きく、継続が困難な場合があります。

過敏性腸症候群を改善するために

過敏性腸症候群を改善するためには、原因をつきとめることが何よりも重要です。原因がわからないまま治療を進めることは、コンパスを持たずに山に登るようなものです。行き当たりばったりの治療では改善は見込めません。

当院では、丁寧なカウンセリングと徹底した検査で原因を明らかにします。その結果をもとに治療計画を立て、検査結果と治療計画をわかりやすく説明します。

患者さん自身が自分の状態を把握し、目標をもって治療に取り組むことが、根本改善の結果につながることは経験上間違いないです。

当院の特徴

国家資格を有し、治療家歴30年以上の院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

過敏性腸症候群の根本改善のためには、症状の緩和はもとより、自律神経のバランスを整え、姿勢や内臓機能まで改善する必要があります。そのため当院では検査を充実し、計画を立てて共有し、経過を確認しながら施術しています。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行っているのです。変化を共有し、お互いに確認しながら治療を進めていく一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方もあきらめずにご相談ください。

過敏性腸症候群のQ＆A

過敏性腸症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は生活習慣の改善により自然に軽快することもありますが、多くの場合は適切な治療とライフスタイルの見直しが必要です。放置すると慢性化する可能性が高いため、早期の対処が重要です。

過敏性腸症候群の人がやってはいけないことは？

過度なストレスを溜め込むこと、不規則な食生活、暴飲暴食、刺激の強い食べ物の摂取は避けるべきです。また、症状を我慢し続けることで悪化する場合があるため、適切な治療を受けることが大切です。

過敏性腸症候群と普通の腹痛の違いは何ですか？

過敏性腸症候群は慢性的に症状が続き、排便により腹痛が軽減する特徴があります。また、ストレスとの関連性が強く、便通異常を伴うことが一般的な腹痛との大きな違いです。

ストレスがなくなれば症状も改善しますか？

ストレスは主要な要因の一つですが、腸内環境や食生活、体質なども関係しているため、ストレス軽減だけでは完全な改善は困難な場合があります。総合的なアプローチが必要です。

食事で気をつけるべきポイントはありますか？

規則正しい食事時間を心がけ、刺激の強い食べ物や脂肪分の多い食事は控えめにすることが重要です。個人差があるため、症状を引き起こす食品を特定し避けることも効果的です。

過敏性腸症候群が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体施術と過敏性腸症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

過敏性腸症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。一人で悩むことなく、お早めにご相談ください。