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朝と夜にかかとがズキズキする本当の理由

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一日の終わりに靴を脱いだ瞬間、かかとがズキズキして「今日は本当に疲れたな」と感じていませんか。朝起きて最初の一歩で足裏やかかとに鋭い痛みが走り、そのまま仕事や家事をこなしているうちにまた痛みが出てくると、不安やストレスも溜まってきますよね。そんなとき、多くの方が「かかと ズキズキする」と検索して原因や対策を探されますが、その中でも代表的な原因のひとつが足底筋膜炎です。

このページでは、立ち仕事や長時間歩く仕事をされている30〜60代の方をイメージしながら、かかとのズキズキと関係が深い足底筋膜炎について、検査と運動療法を重視している整体院シェルパ院長の立場からわかりやすくお伝えしていきます。仕事終わりの痛みだけでなく、朝の一歩目の痛みやスポーツ後のトラブルに悩んでいる方にも役立つ内容にしていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

院長・吉原

かかとの痛みは放っておくと長引きやすい症状ですが、原因をきちんと見極めて対策すれば、また気持ちよく歩ける日常に戻ることは十分可能です

目次

仕事終わりにかかとがズキズキする人はどんな状態なのか

まずは、今あなたがどんなタイミングでかかとがズキズキしているのか、一緒に整理してみましょう。多くの方は、朝起きて最初の一歩でかかと付近に鋭い痛みを感じ、その後少し歩いているうちにいったん和らぐものの、夕方から夜にかけて再びズキズキとした痛みが出てくるというパターンを経験されています。

特に立ち仕事や長時間の歩行が多い職種の方、例えば販売職、看護・介護職、工場での作業、教師や保育士の方などは、一日の終わりには足裏全体がジンジンするような感覚になり、かかとの中央からやや内側にかけて刺すような痛みを感じることが少なくありません。スポーツが趣味の方は、ランニングやジャンプ動作のあとに痛みが強くなることもあります。

このような経過をたどる場合、その背景にあることが多いのが足裏にある膜状の組織「足底筋膜」にかかるストレスです。足底筋膜は、かかとの骨から足指の付け根までを弓のようにつないで土踏まずを支えている重要な組織で、ここに繰り返し負担がかかると炎症や微小な損傷が起こり、かかと周辺に痛みとして現れてきます。

もちろん、すべてのかかと痛が足底筋膜炎というわけではありませんが、朝一歩目と仕事終わりのズキズキがセットになっている方は、この足底筋膜への負担が大きな要因になっている可能性が高いと言えます。

足底筋膜炎とはどんな症状なのか

足底筋膜炎とは、足の裏を走る足底筋膜(足底腱膜)に炎症や微小損傷が起こり、主にかかとの前あたりや土踏まず付近に痛みが生じる状態のことを指します。特に、朝起きて最初の数歩や、長時間の立ち仕事や歩行のあと、スポーツの後などに痛みが強く出るのが大きな特徴です。

この症状は中高年の方だけでなく、スポーツ愛好家や立ち仕事が多い若い世代にも見られます。統計的にもかかと周辺の痛みの原因として非常に頻度が高いとされており、日常生活の中で「ちょっと足が疲れただけかな」と見逃されている軽い段階も含めると、かなり多くの方が経験していると考えられます。

足底筋膜は、歩く、走る、立つといった動作のたびに伸び縮みを繰り返します。朝、寝ている間に少し縮こまっていた筋膜が、起きていきなり伸ばされることで痛みが出やすくなるのはそのためです。その後少し動いているうちに一時的に慣れて痛みが和らぐものの、一日を通して負担が積み重なると、また夕方以降にズキズキした痛みが出てくるというわけです。

このように、足底筋膜炎は「朝の一歩」と「仕事終わりのズキズキ」という二つのタイミングで症状が出やすいのが特徴です。もしあなたも同じようなパターンに心当たりがあるなら、足底筋膜炎を疑ってみる価値は十分あります。

足底筋膜炎になりやすい人の共通点

では、どんな人が足底筋膜炎になりやすいのでしょうか。臨床経験から見ると、足底筋膜炎の背景にはいくつかの共通したパターンがあります。例えば、体重が増えてきた、以前より運動量が減って足裏やふくらはぎの筋力が落ちている、靴を変えてからかかとが痛くなった、といったエピソードはよく聞かれます。

足の形の影響も無視できません。土踏まずが落ち気味の偏平足、逆にアーチが高いハイアーチ、足指がうまく使えていない人などは、足底筋膜にかかる負担が偏りやすく、同じ仕事や運動量でも痛みが出やすくなることがあります。さらに、姿勢の癖や歩き方の癖が加わることで、かかとの特定の部分ばかりに負荷が集中してしまうケースも少なくありません。

長時間の立ちっぱなしや硬い床での作業が続くと、足底筋膜には常に引き伸ばされるような力が働きます。そこに合わない靴、すり減った靴底、クッション性の低いインソールなどが重なると、徐々に炎症が積み重なり、ある日を境に「急にかかとが痛くなった」と感じることがあります。実際には急ではなく、日々の小さな負担の積み重ねだったというわけです。

原因はひとつではなく、いくつもの要因が重なっている

ここで大事なのは、「足底筋膜炎の原因はこれです」と単純に言い切れるケースはほとんどないということです。体重、足の形、筋力、柔軟性、仕事の内容、履いている靴、姿勢、歩き方、過去のケガなど、さまざまな要素が少しずつ積み重なって、あるラインを超えたときに症状として現れてきます。

例えば、40代で立ち仕事を続けている方が、ここ数年で体重が増えてきた、運動不足で脚の筋力が落ちてきた、靴もクッション性の少ないものに変えた、という状況だとします。この場合、それぞれは小さな変化に見えても、足底筋膜にとっては負担の増加が何重にも重なっている状態です。その結果、朝の一歩目でかかとに鋭い痛みが走り、仕事終わりにはズキズキが残るようになってしまうのです。

ですから、「長時間立っているから」「年齢のせいだから」という一言で片付けてしまうのではなく、自分の体と生活のどこに負担のポイントがあるのかを丁寧に洗い出すことが大切になります。原因がはっきりしないまま、湿布や痛み止めだけに頼っていても、表面上の痛みを少し和らげているに過ぎません。

本当の意味でかかとのズキズキを減らしていくためには、自分の生活や体の使い方のどこに問題があるのかを一度立ち止まって見直すことが欠かせません

放置するとどうなるのか

「そのうち慣れるだろう」「忙しくて病院にも行けないし」と、かかとのズキズキを我慢し続けている方も多いのですが、足底筋膜炎を放置するとどうなるのかも知っておきたいところです。実際には、何もしなくても自然と落ち着いてくる場合もありますが、臨床の現場では時間の経過とともに痛みが強くなったり、治るまでの期間が長引いたりするケースの方が多く見られます。

足底筋膜の炎症や微小損傷が慢性化してくると、痛みが出るタイミングが増えてきます。最初は朝の一歩目だけだったのが、歩き始めるとずっと痛い、じっと立っているだけでもうずく、といった形で範囲と時間が広がっていきます。こうなってくると、単に足の問題にとどまらず、歩き方そのものが変わってしまい、膝や股関節、腰にまで負担が波及することも珍しくありません。

また、人によっては痛みを避けるために足をかばって歩くようになり、その結果として膝の内側痛や腰痛、股関節の違和感など、別の症状を併発してしまうこともあります。かかとの痛みがきっかけで、全身のバランスが崩れていくというイメージです。

仕事や家事、趣味のスポーツ、旅行など、日常生活のさまざまな場面で「痛みが怖いからやめておこう」と行動を制限するようになると、心理的なストレスや運動不足も重なり、より治りにくい状態になっていきます。だからこそ、まだ歩けるからと無理をするのではなく、早い段階での対策がとても重要です。

自分でできる対策と、やらない方がいいこと

では、かかとのズキズキに悩んでいるとき、自分でできることにはどんなものがあるのでしょうか。まず大事なのは、明らかに痛みを悪化させている行動を見直すことです。具体的には、長時間の立ちっぱなしを少しでも減らす工夫をする、走る量を一時的に減らす、かかとへの衝撃が強い靴を履き続けない、といったことが挙げられます。

足底筋膜やふくらはぎを軽く伸ばすストレッチも有効ですが、強く伸ばし過ぎて痛みが増してしまっては逆効果です。例えば、壁に手をついてふくらはぎを伸ばすストレッチや、タオルを足裏にかけて優しく足先を引き寄せるような動きなど、痛みが出ない範囲から少しずつ行うことがポイントになります。

靴やインソールの見直しも重要なポイントです。クッション性が低いもの、底がすり減っているもの、明らかに足に合っていないものを履き続けていると、いくらストレッチや運動療法を行っても負担のもとが残ったままになってしまいます。可能であれば、立ち仕事や長時間歩くとき用に、足に合った靴と軽いクッション性のあるインソールを用意しておくとよいでしょう。

逆に、やらない方がいいこととしては、痛みが強いのに無理に走り続けること、かかとを強く叩いたり押したりするような刺激を続けること、合わない靴を我慢して履き続けることなどがあります。特に、痛み止めを飲んで「痛みがわからないうちに頑張ってしまう」というパターンは、知らないうちに炎症をさらに悪化させてしまうことがあるので注意が必要です。

病院や治療院ではどんなことをするのか

かかとのズキズキが続くと、「そろそろ病院や治療院に行った方がいいのかな」と考える方も多いと思います。整形外科では、レントゲンなどで骨の状態を確認したうえで、足底筋膜炎と診断された場合、痛み止めや湿布などの薬物療法、物理療法、インソールの処方などが行われることが一般的です。重症例ではステロイド注射や手術が検討されることもあります。

これらは炎症や痛みを一時的に和らげるには有効ですが、あくまで「今出ている痛み」を抑えるための対症療法であることが多く、生活や体の使い方の癖といった根本的な部分までは十分にフォローしきれないこともあります。特に、再発を繰り返している方や、長期間にわたって症状が続いている方は、「なぜ自分だけこんなに長引くのか」と感じているかもしれません。

整体院や治療院でのアプローチは、それぞれの理念や技術によって異なりますが、整体院シェルパでは、まず原因を特定するための検査を非常に重視しています。足底の状態だけでなく、姿勢、歩き方、筋力、柔軟性のバランスなどを多角的にチェックし、足底筋膜に負担をかけている要素がどこにあるのかを絞り込んでいきます。

そのうえで、関節や筋肉のバランスを整える整体施術と、運動力学に基づいた運動療法を組み合わせ、足底筋膜にかかる負担そのものを減らしていくことを目指します。これは、単に痛いところを揉んだり電気を当てたりするのではなく、「なぜ痛くなったのか」というプロセスを巻き戻していくようなイメージです。

整体院シェルパで大切にしている考え方

私は学生時代に何度もケガを繰り返し、そのたびに「とりあえず痛みだけでもどうにかしてほしい」と思っていました。けれど、痛みだけを追いかけていると、根本的な問題が解決されないまま同じことを繰り返してしまう。そんな経験から、「原因をきちんと探し出して、わかりやすくお伝えする」ということを治療家としての軸にしています。

足底筋膜炎のようなかかとの痛みも、同じ考え方が当てはまります。痛い部分だけを見ていると、どうしても「足裏が悪い」「年齢のせい」といった表面的な理解にとどまりがちですが、実際には体幹や股関節、膝、足首など、全身のつながりの中で足底に負担が集まっていることが多いのです。そのため、検査の段階から全身のバランスをチェックし、「あなたの場合はここがポイントです」と具体的にお伝えするようにしています。

検査で原因の目星がついたら、その内容を踏まえて施術計画を一緒に考えていきます。どれくらいの期間をかけて、どんなペースで通うのが適切か、日常生活では何に気をつけるとよいか、といった点も丁寧に共有します。治療は私だけが頑張るものではなく、あなたと一緒に取り組んでいくものだと思っています。

こうしたスタンスは、足底筋膜炎だけでなく腰痛や膝痛、肩のトラブルなど、どの症状にも共通しています。原因がわからないまま我慢を続けることほどつらいものはありません。だからこそ、「なぜ今ここに痛みが出ているのか」を一緒に見える化し、先の見通しを持ちながら進んでいくことを大切にしています。

かかとのズキズキを卒業するために

ここまで読んでいただいて、「自分ももしかしたら足底筋膜炎かもしれない」「今のうちに何とかしておきたい」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。かかとのズキズキは、ただの疲れや年齢のせいとして済ませてしまうには、日常生活への影響があまりにも大きい症状です。

朝、痛みを気にせずスッと立ち上がれるかどうか。仕事終わりに靴を脱いだとき、「今日も何とか乗り切った」とホッとできるかどうか。好きなスポーツや旅行、家族との外出を楽しめるかどうか。そういった一つひとつの場面に、かかとの状態は大きく影響してきます。

大事なのは「これくらいの痛みなら大丈夫」と我慢を続けるのではなく、早めに原因を確認しておくことです。原因がわかれば、やるべきことも、やらなくていいことも見えてきます。逆に、何もわからないまま不安だけが大きくなっていくと、どうしても体も心も守りの姿勢になってしまいます。

整体院シェルパでは、国家資格を持つ私が問診から検査、施術まで一貫して担当し、最新の身体理論と運動力学に基づいたアプローチで、あなたのかかとのズキズキと向き合っていきます。足底筋膜炎が疑われる場合はもちろん、「病院では異常なしと言われたけれど痛い」「いろいろ試したけれど良くならない」という方も、遠慮なくご相談ください。

一人で検索しながら不安を抱え続ける必要はありません。かかとの痛みは、ちゃんと向き合えば必ず変化していきます。あなたがまた安心して立ち、歩き、走れるように、シェルパという名前の通り、登山の案内人のように寄り添いながら一緒に頂上を目指していきたいと思っています。気になることがあれば、いつでも相談してくださいね。


院長:吉原

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