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靴を履くとかかとが痛い原因と通勤時の工夫

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こんにちは、整体院シェルパ・広島院の吉原和彦です。通勤やお出かけのときに靴を履くと、かかとのあたりがズキッと痛んで困っていませんか。朝の一歩目や仕事が終わるころに足裏がうずくように痛くて、「このまま歩けなくなったらどうしよう」と不安になっている方も多いと思います。そんなときに疑われやすいのが、足裏の膜に炎症が起きる足底筋膜炎という状態です。もし心配な症状が続いているようでしたら、一度足底筋膜炎のページも参考にしてみてくださいね

院長・吉原

靴を履くたびにかかとが痛いと、仕事も遊びも楽しめなくなってしまいますよね。この記事では、現場で多くの患者さんを診てきた立場から、原因と対処法をできるだけわかりやすくまとめてお伝えします

目次

靴を履くとかかとが痛くなるのはなぜか

まずは、なぜ靴を履いたときにかかとが痛くなりやすいのか、その全体像からお話ししていきます。歩くたびに衝撃が加わる場所なので、どうしても負荷が集中しやすく、ちょっとした習慣の違いでも痛みが出てしまうことがあるのです

かかとの痛みで多いのは、足の裏に張っている膜状の組織に炎症が起きるパターンです。この膜は、指のつけ根からかかとの骨までをつないで土踏まずのアーチを支えていて、歩くたびに伸び縮みしながら衝撃を吸収してくれています。ところが、長時間の立ち仕事や歩き過ぎ、合わない靴などで負担が重なると、この膜のかかと側に小さな傷が積み重なり、ズキッとした痛みを出すようになります

特に、中年以降の女性や、通勤や仕事で歩く距離が長い方、ランニングなどのスポーツをしている方では、こうした足裏のトラブルが起こりやすいことがわかっています。また、体重が増えた、急に運動量が増えた、クッションの少ない靴に変えたといった変化も、痛みのきっかけになりやすいです

足底の膜に起こる炎症とはどんなものか

足の裏の膜に炎症が起きると、かかとのやや内側寄りで、押さえるとピンポイントで痛い場所が出てきます。朝起きて最初の一歩を踏み出したときに強く痛み、そのまま歩いていると少し和らいでくるものの、夕方になり歩行量が増えてくるとまた痛みがぶり返すというパターンが典型的です

この状態では、足裏の膜とかかとの骨のつなぎ目付近に、繰り返し負荷がかかることで微細な傷や変性が起きていると考えられています。進行してくると、その部分に石灰化や骨のトゲのような変化が見られることもありますが、画像でトゲが写っているからといって痛みの原因が必ずそこにあるとは限らず、総合的な評価が必要になります

靴との相性が痛みを悪化させることもある

同じ足の状態でも、履く靴によって痛みの出方は大きく変わります。底が硬くてクッション性の低い革靴やパンプス、ヒールの高い靴、サイズが合っていない靴などは、かかとにかかる衝撃やストレスを増やしやすいとされています

また、土踏まずをしっかり支えられていない靴や、極端に柔らかいだけの靴も、足のアーチがつぶれてしまうことでかえって負担を増やすことがあります。一見ラクそうに感じる靴ほど、長時間履いているうちに足が疲れやすくなり、かかとの痛みにつながることもあるのです

こんな症状があれば足底の膜のトラブルかもしれません

ここからは、実際にどのような症状が出ているときに足裏の膜のトラブルを疑うのか、日常生活の中でチェックしやすいポイントを整理していきます。ご自身の状態に当てはまるものがないか、イメージしながら読んでみてください

もっとも多いのは、朝起きて布団から立ち上がったときの一歩目で、かかとの内側あたりに強い痛みが走るパターンです。その後、数分から十数分ほど歩いていると痛みが少し軽くなっていき、日中は「なんとなく違和感が残るかな」くらいで済んでいることもあります

ところが、夕方になって歩く量が増えたり、立ち仕事が長く続いたりすると、また同じ場所がジンジンと痛み始めることが少なくありません。階段を上るときや、つま先立ちをしたときに痛みが増すというのも、このタイプの痛みによく見られる特徴です

痛む場所やタイミングで見えてくること

痛みの出方を丁寧に振り返ることで、原因の絞り込みがある程度できます。かかとの裏側の中央からやや内側寄りで、押さえると強い圧痛がある場合は、足裏の膜とかかとの骨の付着部付近に負担が集中している可能性が高いと考えられます

一方で、かかとの後ろ側の出っ張りあたりが靴に当たって痛い、赤く擦れてしまうという場合は、靴の形状やサイズが合っていなかったり、ハグルンドという骨の変形を伴っている可能性もあります。また、足の外側やアキレス腱周囲が痛い場合には、別の原因が隠れていることもあるため、専門家による評価が大切になります

ほかの病気との見分け方の一例

足裏の膜だけでなく、神経の圧迫や筋・腱の断裂などでも似たような痛みが出ることがあるため、必ずしも自己判断だけで決めつけることはできません。しかし、足裏の特定の場所を押したときの痛みと、立ち始めや歩き始めのタイミングで痛みが強く出るパターンがそろっている場合は、この膜の炎症である可能性が高いとされています

診断にあたっては、痛みの場所、立位や歩行での症状、押したときの痛みなどを確認したうえで、必要に応じて画像検査を行い、他の疾患を除外していくことが重要です。医療機関では、こうしたポイントを総合して判断しますので、不安な方は早めに相談しておくと安心です

日常生活でできるセルフケアと靴選びのポイント

ここからは、実際にご自身で取り組めるケアや、靴選びの工夫についてお伝えします。すべてを一度に完璧にやろうとする必要はありませんが、できそうなところから少しずつ試していくことで、足への負担を減らしやすくなります

最初に意識したいのは、足に合った靴を選ぶことです。靴の中で足が前後にズレないサイズ感であること、かかとをしっかり包み込むヒールカウンターと呼ばれる部分があること、土踏まずを適度に支えてくれる中敷きが入っていることなどが、痛みの軽減に役立つ条件として挙げられています

また、底全体にほどよいクッション性と適度な反発性がある靴は、着地時の衝撃をやわらげつつ、足裏の膜へのストレスを減らしてくれます。一方で、ふわふわ過ぎる靴や、反対にとても硬い靴は、長時間履いているうちにかえって疲れやすくなることがあるため、実際に歩いて確認しながら選ぶことが大切です

インソールやパッドの賢い使い方

靴の中に入れる中敷きやパッドも、うまく使うと負担を減らす強い味方になってくれます。土踏まず部分を軽く持ち上げるようなアーチサポートタイプのインソールは、体重を分散させ、痛みの出る場所にかかるストレスを減らす効果が期待できます

かかと部分に衝撃吸収材を用いたインソールも、着地時の衝撃から足裏の膜を守る目的で使われることが多いです。ただし、どんなインソールでも良いわけではなく、足の形やアーチの状態に合っていないものを使うと、かえってバランスを崩してしまうこともあります。可能であれば、専門家のアドバイスを受けながら選ぶと安心です

自宅でできるストレッチとケア

日々のストレッチやケアも、足裏の負担を減らすうえで欠かせません。とくに、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱が硬くなっていると、歩くたびに足裏の膜が引っ張られやすくなり、痛みを助長してしまいます

壁に手をついて片足を後ろに引き、かかとを床につけたままふくらはぎを伸ばすストレッチや、足の指から足首にかけて反らして足裏を伸ばすストレッチが、負担軽減に役立つとされています。それぞれ無理のない範囲で、ゆっくりと呼吸をしながら行い、痛みが強くなる場合は控えるようにしましょう

病院や専門家に相談したほうがよいサイン

セルフケアや靴の工夫で様子を見てもよい場合と、早めに医療機関や専門家への相談が望ましい場合があります。その見極めは、痛みの程度や持続期間、日常生活への支障の度合いなどによって変わってきます

一般的には、立ち仕事や歩行を控えても痛みが引かない、数週間から数か月以上同じような症状が続いている、歩くのがつらくなるほど痛いといった場合には、一度医師の診察を受けておくと安心です。また、足のしびれや強い腫れ、熱感を伴う場合には、別の病気が隠れている可能性もあるため、自己判断で放置しないほうがいいでしょう

医療機関では、問診や触診を通して痛みの場所や性質を確認し、必要に応じて画像検査などを組み合わせながら診断を進めていきます。そのうえで、ストレッチや物理療法、薬物療法、場合によっては注射や手術といった選択肢を検討していきますが、多くの方は保存的な治療や生活の工夫で改善を目指していきます

整体や運動療法でできるサポート

整体院などの現場では、足裏だけを局所的に見ていくのではなく、膝から下、股関節、骨盤、さらには体全体の使い方まで含めて評価し、どこに負担の偏りがあるのかを探していきます。体の歪みや筋膜のねじれ、姿勢のクセなどを整えることで、足裏の膜にかかっているストレスを間接的に減らすことを目指します

また、必要に応じて、ふくらはぎや足の筋肉の柔軟性を高める施術や、足のアーチを支えるための運動療法などを組み合わせることもあります。こうしたアプローチは、単に痛みを抑えるだけでなく、再発しにくい体の使い方を身につけていくうえでも大切な要素になってきます

整体院シェルパで大切にしている考え方

ここまでお読みいただいた方は、「結局、自分の場合はどこから始めればいいのだろう」と感じているかもしれません。この章では、私たちが実際の現場でどのような流れでサポートしているのか、そのイメージを持っていただけるようにお話しします

整体院シェルパでは、まずカウンセリングと検査にしっかり時間をかけて、「いつから」「どこが」「どのように」痛むのかを丁寧にうかがいます。そのうえで、足裏やふくらはぎだけでなく、股関節や骨盤、背骨の動きなども確認し、全体のバランスを見ながら、どこに無理がかかっているのかを整理していきます

施術では、筋肉や関節へのソフトなアプローチを行いながら、必要に応じて運動療法を取り入れていきます。筋肉の硬さをゆるめ、関節の動きを整えることで、足裏の膜にかかる負担を減らし、歩くときの衝撃をうまく逃がせる身体の使い方を目指していきます

通勤や日常生活での工夫まで一緒に考えていきます

施術だけでなく、日常生活での工夫やセルフケアもとても大切です。どんな靴を選べばいいのか、インソールを活用したほうがよいか、どのタイミングでストレッチを入れると効果的かなど、具体的な提案をしながら一緒に考えていきます

痛みが出ている場所だけを責めるのではなく、身体全体のバランスを整えていくことが、結果的にかかとの負担を減らすいちばんの近道だと私たちは考えています。そのため、一人ひとりの生活スタイルやお仕事の状況も踏まえながら、無理なく続けられる工夫を一緒に見つけていくことを大切にしています

「靴を履くと痛い」を我慢し続けないでください

最後にお伝えしたいのは、「そのうち慣れるだろう」と我慢を続けてしまうほど、身体は防御反応を強めてしまうことが多いということです。痛みをかばう歩き方がクセになってしまうと、膝や腰など別の場所に負担が移ってしまうことも珍しくありません

もちろん、すべての痛みがすぐに完全に消えるわけではありませんし、改善までに時間が必要なケースもあります。ただ、原因と対策を整理したうえで、正しい方向に少しずつ積み重ねていければ、日常生活の中で感じる不安やストレスは必ず減っていきます

もし今、靴を履くたびにかかとが痛くて毎日が憂うつになっているのであれば、一人で悩み続ける必要はありません。この記事が、原因や対処法を知るきっかけになってくれたらうれしいですし、「自分の足の状態をきちんと見てもらいたい」と感じたときには、いつでも整体院シェルパに相談してくださいね。一緒に、また安心して歩ける毎日を目指していきましょう


院長:吉原

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