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こんにちは。整体院シェルパ・広島院の吉原です。今日は少し気になる話をしようと思います。
夕方になると、親指のつけ根のあたりがじんわりとしびれるように痛む。そんな経験はありませんか。料理を終えたあとや、パソコン作業をたっぷりこなした日の夜、気づくとズキズキ・じんじんしている…という方がとても増えています。
「年のせいかな」と流してしまいがちですが、その感覚は母指CM関節症のサインである可能性があります。放っておくほど、日常生活への影響が広がっていくのがこの症状の怖いところです。


親指のつけ根がじんじんする、鈍い痛みが続くという方が当院にも多く来られます。「どうせ湿布でも貼っておけば治るだろう」と思っていたら半年・1年と経ってしまった、というケースが実に多い。原因をはっきりさせることが、改善への一番の近道です
親指のつけ根に感じる「じんじん」「しびれるような鈍痛」は、一言でいえば関節や腱に炎症が起きているサインです。特に夕方や手をたくさん使ったあとに強まるのは、炎症が日中の活動によって蓄積されるからだと考えられています。鋭い痛みではなく、じわじわとした感覚だからこそ、つい軽視してしまいがちです。
しかし、この「じんじん感」を繰り返していると、やがて親指全体の動きが制限されてきます。朝起きてすぐに親指が動かしにくい、物をつまむ力が落ちてきた、という変化が出てきたら、すでに症状は進行しているかもしれません。
親指のつけ根に生じる痛みやしびれには、大きく分けて3つの原因が考えられます。それぞれの特徴を知ることが、自分の症状を正しく理解する第一歩になります。
これらはいずれも似たような症状を示すため、自己判断はとても難しいです。だからこそ、原因をきちんと調べることが大切なのです。
なかでも最も多くの方が見落としているのが、母指CM関節症です。「CM関節」とは手のひら側にある小さな鞍型の関節で、親指をつまんだり回したりする動作のたびに大きな負荷がかかります。この関節の軟骨が少しずつすり減り、最終的には骨同士がぶつかり合うことで痛みや炎症が慢性化していきます。
40代以降の女性に圧倒的に多い理由は、更年期以降のホルモンバランスの変化によって関節を支える靱帯が緩みやすくなるためです。もちろん性別や年齢にかかわらず、手をよく使う方なら誰でも発症する可能性があります。
母指CM関節症に特徴的な症状として、次のような動作が挙げられます。ひとつでも思い当たるものがあれば、早めに状態を確認されることをおすすめします。
「朝は何ともないのに夕方になるとつらくなる」というのがこの症状の典型的なパターンです。これは日中の手の使いすぎによって炎症が蓄積し、夕方に一気に症状が出やすくなるためです。
じんじんする感覚が夕方になると強まるのは、単純に「疲れているから」ではありません。関節や腱に生じた炎症は、動かすたびに少しずつ悪化していきます。午前中は比較的症状が軽くても、家事・仕事・スマホ操作などを積み重ねた夕方になると、炎症が蓄積して「じんじん・ズキズキ」という感覚が強まるのです。
「安静にしていると楽になるけど、また使うと痛くなる」というサイクルが繰り返されるようになったら、それは炎症が慢性化しているサインです。このサイクルを自力で断ち切るのはなかなか難しいため、早い段階で適切なアプローチをとることが重要です。
「まだそこまでひどくない」という段階で放置してしまうと、症状はどんどん進んでいきます。初期のうちは安静にすれば症状が治まっていたのに、やがて何もしていなくても痛みが続くようになります。さらに進行すると、親指のつけ根が膨らんで見えたり、親指の向きが変わってきたりと、変形が目に見えてわかる状態になることもあります。
最終的には手術が必要になるケースもあります。術後のリハビリや日常生活の制限が長期間にわたることを考えると、できるだけ早い段階で対処することが、結果として一番の近道になります。
病院を受診した場合、母指CM関節症に対しては主に次のような治療が行われます。それぞれに役割がありますが、根本改善という観点では限界があるのも事実です。
| 治療法 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 装具療法 | 親指のつけ根を専用サポーターや装具で固定する | 長時間の装着が日常生活の妨げになる場合がある |
| 薬物療法 | 痛み止めの内服・注射・湿布などで炎症を抑える | 一時的な緩和にとどまり、長期使用には副作用リスクもある |
| 手術療法 | 関節固定術や関節形成術など | 術後リハビリが長期にわたり、完全な機能回復が難しいこともある |
湿布や痛み止めで「とりあえず痛みを抑える」アプローチは、応急処置としては有効です。ただ、なぜその関節に負担がかかっているのかという根本の原因を解消しなければ、薬をやめたとたんに元に戻ってしまいます。
当院には開院以来、親指のつけ根の痛みや鈍痛でお悩みの方が数多く来院されています。30年以上の臨床経験から一貫して言えることがあります。それは、症状の原因はひとつではない、ということです。
母指CM関節症が起こる背景には、加齢による軟骨の摩耗だけでなく、手首の柔軟性の低下、肩や肘のかばいによる手への負担集中、姿勢の問題など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。だからこそ、患者さんひとりひとりの状態をしっかりと検査したうえで、その方に合ったアプローチをとることが不可欠なのです。
当院では、問診から施術まで国家資格を持つ院長が一貫して担当します。はじめに丁寧なカウンセリングで生活習慣や仕事内容、痛みが出るタイミングなどを細かくお聞きします。そのうえで、独自の多角的な検査を行い、なぜ親指のつけ根に症状が出ているのか、その根本原因を特定していきます。
原因がわかるから、改善への道筋が見えてきます。「何をやっても治らない」と感じている方ほど、この順序を大切にしてほしいと思っています。
| 当院(整体院シェルパ) | 一般的なグループ院・チェーン院 | |
|---|---|---|
| 施術者 | 国家資格を持つ院長が最初から最後まで担当 | 施術者によって技術レベルや経験に差がある |
| 検査 | 独自の多角的検査で原因を特定 | 検査をせずに施術を開始するケースも多い |
| 施術 | 運動力学に基づく高い技術で幅広い症状に対応 | マニュアル通りのワンパターンな施術になりがち |
施術者が複数いる院では、来院するたびに担当者が変わって症状の説明をやり直す、ということが起きがちです。当院では院長が一貫して担当するからこそ、身体の変化を見逃さず、治療の流れを途切れさせることなく進められます。
安静にすると一時的に楽になることはありますが、原因が解消されていなければ再び同じ状態に戻ります。特に4週間以上症状が続いている場合は、自然回復は難しいと思っていただいた方がよいです。早めにしっかり原因を調べることをおすすめします。
関節への負担を一時的に減らす効果は期待できます。ただしそれだけでは根本的な解決にはなりません。応急処置として活用しながら、並行して原因に対するアプローチをとることが大切です。
整形外科が一般的な受診先ですが、「骨に異常なし」と言われて終わるケースも少なくありません。骨や軟骨だけでなく、筋肉・腱・関節の動きのバランスを含めて診てもらえる治療院を選ぶことが、根本改善への近道です。
スマートフォンの操作は親指に非常に大きな負荷をかけます。長時間の片手操作が続くと、腱鞘炎(ドケルバン病)を引き起こすことがあります。CM関節症とは異なる疾患ですが、症状が似ているため混同されやすく、正確に見極めるには検査が必要です。
親指のつけ根がじんじんする、夕方になると鈍く痛む、使ったあとにズキズキするという感覚は、身体が「もう少し関節をいたわってほしい」と訴えているサインです。年齢のせいと決めつけて放置するほど、症状は慢性化し、やがて日常生活そのものが制限されていきます。
私自身、学生時代の怪我をきっかけに治療家の道を選びました。原因がわからないまま何年もつらい思いをした経験があるからこそ、患者さんには同じ苦しさを繰り返してほしくないと思っています。「大したことない」と感じていても、早めに状態を確認することが一番の近道です。一人で抱え込まず、いつでも気軽に相談してください。

