橈骨神経麻痺

橈骨神経麻痺

肘から手指にかけて伸びる神経が圧迫または損傷を受ける状態を指します。特徴的な「下垂手」と呼ばれる手首の屈曲障害が現れ、親指から中指の背面に感覚異常が生じます。神経伝達機能の障害により、物を掴む・指を伸ばす・手首を反らす動作が困難になります。

関節の拘縮が進行し手指の変形が固定化する可能性があります。筋萎縮が深刻化すると回復まで数年を要するケースも少なくありません。感覚鈍麻から火傷や外傷に気付きにくくなり二次的な障害を招くリスクがあります。最悪の場合、腱移行手術が必要となる事態にも発展しかねません。

腕枕による長時間の圧迫（通称サタデーナイト麻痺）や上腕骨骨折に3伴う神経損傷、ガングリオン形成による物理的圧迫、テニスやバドミントンなどの反復動作が主要因として挙げられます。これらの要因が複合的に作用し、神経の伝達機能に障害を引き起こします。単なる一時的な痺れと誤解されやすい特性を持つため、適切なタイミングでの検査が重要です。

橈骨神経麻痺の原因

開院以来、当院には多くの橈骨神経麻痺患者さんが来院されています。

30年の臨床経験から言えるのは、橈骨神経麻痺の原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどだということです。

橈骨神経麻痺の原因は主に次のようなものがあります。

橈骨神経麻痺はこれらの要因が複数重なることによって発症することが少なくありません。

そしてその数や組み合わせは、当然、患者さん5によって異なります。だからこそ当院では、何よりも検査を重要視しています。患者さんそれぞれの置かれた環境や既往歴などを丁寧にお聞きして、当院独自の客観的検査や整形外科検査などを行い、橈骨神経麻痺の原因を見つけ出します。

原因がわかるから改善する道が見えてきます。

これまで病院やほかの治療院でよくならなかったとしても決してあきらめないでください。あなたの橈骨神経麻痺は、徹底した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

橈骨神経麻痺の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

装具療法

最低6週間の継続的使用が必要で、日常生活動作に制限が生じます。

ビタミンB12投と

神経修復を促進しますが、すべての方に効果があるわけではありません。

手術療法

手術後は3ヶ月以上のリハビリ期間を要し、神経再生が不完全な場合には握力が半減する機能障害が残存するリスクがあります。

橈骨神経麻痺を改善するために

橈骨神経麻痺を改善するためには、原因をつきとめることが何よりも重要です。原因がわからないまま治療を進めることは、コンパスを持たずに山に登るようなものです。行き当たりばったりの治療では改善は見込めません。

当院では、丁寧なカウンセリングと徹底した検査で原因を明らかにします。その結果をもとに治療計画を立て、検査結果と治療計画をわかりやすく説明します。

患者さん自身が自分の状態を把握し、目標をもって治療に取り組むことが，根本改善の結果につながることは経験上間違いないです。

当院の特徴

国家資格を有し，治療家歴30年以上の院長が，検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

橈骨神経麻痺の根本改善のためには，症状の緩和はもとより，骨格や筋肉のバランスを整え，神経伝達機能の回復まで改善する必要があります。そのため当院では検査を充実し，計画を立てて共有し，経過を確認しながら施術しています。

だからこそ，身体の変化や症状の波を見逃すことがないように，当院は検査から施術まで院長が一貫して行っているのです。変化を共有し，お互いに確認しながら治療を進めていく一貫性が治療効果を高め，それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方，整体やマッサージで効果が期待できなかった方もあきらめずにご相談ください。

橈骨神経麻痺のQ＆A

橈骨神経麻痺は自然に治りますか？

軽度の圧迫であれば3ヶ月以内に70%の方が改善します。ただし骨折を伴う場合は早期の外科的処置が必要です。神経損傷の程度を正確に判断するため，早めの専門家受診をお勧めします。

橈骨神経麻痺の人がやってはいけないことは？

手首を掌屈させる動作（ドアノブ回し・物を押す動作）は神経をさらに損傷する危険性があります。症状が改善するまでこうした動作を控えることが重要です。

橈骨神経麻痺は冷やすべき？温めるべき？

急性期（発症から48時間以内）は炎症を抑えるために冷やし，回復期には血行を促進するために温めるのが一般的です。ただし，個人の症状や原因によって異なるため，信頼できる治療院に相談されることをおすすめします。

橈骨神経麻痺に装具は効果的ですか？

短期的には神経への負担軽減に効果がありますが，長期使用は筋力低下を招くため注意が必要です。必要な時だけ使用し，徐々に使用時間を減らしていくとよいでしょう。

橈骨神経麻痺は安静にすべき？動かすべき？

過度の安静は筋力低下や血行不良を招くため，痛みを感じない範囲で適度に体を動かすことが重要です。ただし，痛みを感じる動作は避け，無理をしないことが大切です。

橈骨神経麻痺が改善せずに悩んでいた皆さまも，当院の施術を受6けて，このような変化がありました。

当院の整体施術と橈骨神経麻痺は非常に相性がよく，劇的に改善するケースも見られます。

橈骨神経麻痺は早めに対処すればするほど，改善までの期間も短くなります。一人で悩むことなく，お早めにご相談ください。