思春期側弯症

思春期側弯症

思春期側弯症とは、10歳以降の成長期に発症する背骨が左右に曲がる病気です。正面から見て背骨が真っ直ぐではなく、S字やC字のように弯曲し、多くの場合背骨のねじれも伴います。

日本では軽度を含めると子どもの100人に1～2人に側弯症が見られ、決して珍しい病気ではありません。特に13～14歳の女子での発症率は2.5%と高く、女子は男子に比べて約7倍発症しやすいとされています。原因が明確でない特発性側弯症が大部分を占め、全側弯症の80～90%を思春期特発性側弯症が占めており、成長期の重要な健康課題となっています。

軽度の場合は症状が出にくいものの、進行すると外見上の問題が顕著になってきます。左右の肩の高さの違いや腰のラインの非対称が目立つようになり、制服や洋服を着た時の見た目が気になるようになります。カーブが大きくなると自分の体型に対する不満や心理的な負担が生じ、痛みを感じる頻度も約2倍になります。部活動や運動時の疲労感も増し、日常生活に支障をきたすことがあります。さらに進行して100度を超えると呼吸機能に悪影響を及ぼし、将来的に腰背部痛や心肺機能の低下を引き起こす可能性があります。

思春期側弯症の原因

開院以来、当院には多くの思春期側弯症患者さんが来院されています。

30年の臨床経験から言えるのは、思春期側弯症の原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどだということです。

思春期側弯症の原因は主に次のようなものがあります。

思春期側弯症はこれらの要因が複数重なることによって発症することが少なくありません。

そしてその数や組み合わせは、当然、患者さんによって異なります。だからこそ当院では、何よりも検査を重要視しています。患者さんそれぞれの置かれた環境や既往歴などを丁寧にお聞きして、当院独自の客観的検査や整形外科検査などを行い、思春期側弯症の原因を見つけ出します。

原因がわかるから改善する道が見えてきます。

これまで病院やほかの治療院でよくならなかったとしても決してあきらめないでください。あなたの思春期側弯症は、徹底した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

思春期側弯症の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

経過観察

進行を止める積極的な治療ではないため、定期的な通院が必要で心理的な不安が続きます。根本的な改善にはつながりにくく、進行への不安を抱えながら過ごすことになります。

装具治療

1日20時間以上の装着が必要で、見た目や動きにくさから日常生活に支障をきたし、継続が困難な場合があります。部活動や運動時の制限も多く、学校生活への影響が大きくなります。

手術治療

全身麻酔による大きな手術で、感染や神経損傷などの合併症リスクがあり、術後も制限が続きます。成長期の子どもにとって身体的・精神的負担が非常に大きくなります。

思春期側弯症を改善するために

思春期側弯症を改善するためには、原因をつきとめることが何よりも重要です。原因がわからないまま治療を進めることは、コンパスを持たずに山に登るようなものです。行き当たりばったりの治療では改善は見込めません。

当院では、丁寧なカウンセリングと徹底した検査で原因を明らかにします。その結果をもとに治療計画を立て、検査結果と治療計画をわかりやすく説明します。

患者さん自身が自分の状態を把握し、目標をもって治療に取り組むことが、根本改善の結果につながることは経験上間違いないです。

当院の特徴

国家資格を有し、治療家歴30年以上の院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

思春期側弯症の根本改善のためには、症状の緩和はもとより、骨格や筋肉のバランスを整え、姿勢や歩行まで改善する必要があります。そのため当院では検査を充実し、計画を立てて共有し、経過を確認しながら施術しています。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行っているのです。変化を共有し、お互いに確認しながら治療を進めていく一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

装具に頼りたくない方や、手術を避けたい方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方もあきらめずにご相談ください。

思春期側弯症のQ＆A

思春期側弯症は自然に治りますか？

残念ながら自然治癒は期待できません。成長期を過ぎると進行は緩やかになりますが、一度弯曲した背骨が自然に真っ直ぐに戻ることはないため、適切な治療が必要です。

思春期側弯症の人がやってはいけないことは？

特別な禁止事項はありませんが、背骨に過度な負担をかける激しいコンタクトスポーツや重量挙げなどは注意が必要です。医師と相談して活動レベルを決めることが大切です。

装具治療はどのくらいの期間続ける必要がありますか？

一般的に成長が止まるまで、つまり骨の成熟度を示すリッサー徴候が完成するまで続けます。個人差がありますが、通常2～4年程度の期間が必要になります。

手術以外で進行を止める方法はありますか？

装具治療が最も有効な保存的治療法です。運動療法や整体なども補助的に行われますが、進行を完全に止める効果は限定的で、定期的な経過観察が重要です。

運動やスポーツは制限されますか？

軽度の場合は特に制限はありませんが、装具装着中は激しい運動が困難になることがあります。医師と相談しながら、適切な運動レベルを維持することが推奨されます。

思春期側弯症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体施術と思春期側弯症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

思春期側弯症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。一人で悩むことなく、お早めにご相談ください。