QLS症候群

QLS症候群とは

Quality of Life Syndrome（QLS症候群）は、慢性疼痛と運動機能障害が組み合わさり日常生活に支障をきたす状態を指します。特徴的なのは長時間の同一姿勢保持が困難になる点で、階段昇降時や荷物運搬時に鋭い痛みが生じます。30～50代のデスクワーク従事者に多く、全国推定患者数は約150万人とされています。

厚生労働省の調査によると、慢性疼痛を主訴とする患者の約23％がQLS症候群の診断基準に該当するとされています。現代社会では長時間のデスクワークやスマートフォン操作の増加により、若い世代にもQLS症候群の症状が広がっています。

症状が進行すると「痛みの悪循環」が発生し、脳の疼痛感知領域が過敏化して軽微な刺激でも激痛を感じる状態に移行します。最悪の場合、就労困難に陥ったりうつ症状を併発したりするケースがあります。日常生活動作の制限が増え、社会活動からの撤退を余儀なくされるリスクが高まります。

QLS症候群の原因

開院以来、当院には多くのQLS症候群でお困りの患者さんが来院されています。30年の臨床経験から言えるのは、QLS症候群の原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどだということです。

QLS症候群の原因は主に次のようなものがあります。

QLS症候群はこれらの要因が複数重なることによって発症することが少なくありません。

そしてその数や組み合わせは、患者さんによって異なります。だからこそ当院では、何よりも検査を重要視しています。患者さんそれぞれの置かれた環境や既往歴などを丁寧にお聞きして、当院独自の客観的検査や整形外科検査などを行い、QLS症候群の原因を見つけ出します。

原因がわかるから改善する道が見えてきます。これまで病院やほかの治療院でよくならなかったとしても決してあきらめないでください。あなたのQLS症候群は、徹底した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

QLS症候群の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

薬物療法

一時的な痛みの緩和には効果的ですが、根本的な原因解決にはなりません。長期使用による吐き気や眠気などの副作用リスクがあります。

理学療法

週2～3回の通院が必要で継続が困難なケースが多く、負荷を最適に保つためにプロフェッショナルのトレーナーや理学療法士と根気よく続ける必要があります。動きによっては悪化することもあり見極めが重要です。

神経ブロック

一時的な効果に留まり、根本的な原因解決にはなりません。

QLS症候群を改善するために

QLS症候群を改善するためには、原因をつきとめることが何よりも重要です。原因がわからないまま治療を進めることは、コンパスを持たずに山に登るようなものです。行き当たりばったりの治療では改善は見込めません。

当院では、丁寧なカウンセリングと徹底した検査で原因を明らかにします。その結果をもとに治療計画を立て、検査結果と治療計画をわかりやすく説明します。患者さん自身が自分の状態を把握し、目標をもって治療に取り組むことが、根本改善の結果につながることは経験上間違いないです。

当院の特徴

国家資格を有し、治療家歴30年以上の院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。QLS症候群の根本改善のためには、症状の緩和はもとより、骨格や筋肉のバランスを整え、姿勢や歩行まで改善する必要があります。そのため当院では検査を充実し、計画を立てて共有し、経過を確認ながら施術しています。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行っているのです。変化を共有し、お互いに確認しながら治療を進めていく一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方もあきらめずにご相談ください。

QLS症候群が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体施術とQLS症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

QLS症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。一人で悩むことなく、お早めにご相談ください。

QLS症候群のQ&A

QLS症候群は自然に治りますか？

初期段階では生活習慣の改善で軽快する例もありますが、痛覚過敏が進行した状態では専門的な介入が必要です。早めの受診をおすすめします。

QLS症候群の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢しての運動や無理な姿勢保持は症状悪化リスクが高まります。特に前傾姿勢や重い荷物の運搬は要注意です。

QLS症候群に湿布や温熱療法は効果的ですか？

一時的な痛みの緩和には効果がありますが、根本的な原因解決にはなりません。症状が長引く場合は専門家にご相談ください。

QLS症候群は手術が必要ですか？

多くの場合、手術は必要ありません。検査と適切な施術で改善が期待できます。手術が必要な場合は専門医と慎重にご相談ください。

QLS症候群は何科を受診すればいいですか？

整形外科や神経内科、痛み専門外来などが主な受診先ですが、原因が特定しにくい場合は当院のような整体院も選択肢です。

運動療法は効果がありますか？

筋力強化や可動域改善には効果がありますが、自己流で行うと悪化する場合もあるため、専門家の指導のもとで行うことが大切です。

QLS症候群は再発しますか？

原因が残ったままでは再発する可能性があります。再発予防のためには根本的な原因解消と生活習慣の見直しが重要です。

家族に理解されない場合どうすればいいですか？

痛みが見えにくい症状のため、家族に理解されにくいことがあります。当院では患者さんの状態を丁寧に説明し、ご家族へのサポートも行っています。

QLS症候群はストレスと関係ありますか？

精神的ストレスは痛みの悪化や慢性化に影響します。ストレスマネジメントも改善の一環として重要です。

施術は痛みますか？

当院の施術は体に負担の少ない方法で行いますので、基本的に痛みはありません。施術前にご不安な点があれば遠慮なくご相談ください。