肩関節脱臼

肩関節脱臼とは

肩関節脱臼とは、肩の関節を構成する上腕骨頭が肩甲骨から完全に外れた状態を指します。転倒やスポーツ中の接触プレーなど、強い外力が加わった際に発生し、全症例の95%が前方への脱臼です。20代以下の初回脱臼患者の30%が反復性に移行し、日常生活で「物を取る」「服を着替える」といった動作でも再発する特徴があります。

主な症状は激しい疼痛と可動域制限で、外れた関節が皮膚の下で突出する変形が確認できる場合も。放置すると関節包の緩みが進行し、40代以降に変形性関節症を併発するリスクが47%上昇します（日本整形外科学会調査）。若年層では初回脱臼後、適切な固定を行わないと72%が再発するというデータも。

関節包や靭帯の緩みが進行すると「ポケットから財布を取る」程度の動作でも脱臼する可能性があります。脱臼回数が4回を超えると骨欠損が進行し、通常の手術が困難に。40代以降には関節軟骨の損傷から変形性関節症を併発するリスクが高まります。

肩関節脱臼の原因

開院以来、当院には多くの肩関節脱臼でお悩みの患者さんが来院されています。

30年の臨床経験から言えるのは、肩関節脱臼の原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどだということです。

肩関節脱臼の原因は主に次のようなものがあります。

肩関節脱臼はこれらの要因が複数重なることによって発症することが少なくありません。

そしてその数や組み合わせは、当然、患者さんによって異なります。だからこそ当院では、何よりも検査を重要視しています。患者さんそれぞれの置かれた環境や既往歴などを丁寧にお聞きして、当院独自の客観的検査や整形外科検査などを行い、肩関節脱臼の原因を見つけ出します。

原因がわかるから改善する道が見えてきます。

これまで病院やほかの治療院でよくならなかったとしても決してあきらめないでください。あなたの肩関節脱臼は、徹底した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肩関節脱臼の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

保存療法

再発率は50-90%と高く、根本的な改善には至らない場合が多いです。

関節鏡手術

競技復帰まで6ヶ月必要で、リハビリが長期化しやすいです。

Latarjet法

術後肩の可動域制限リスクがあり、骨移植のため体への負担も大きいです。

肩関節脱臼を改善するために

肩関節脱臼を改善するためには、原因をつきとめることが何よりも重要です。原因がわからないまま治療を進めることは、コンパスを持たずに山に登るようなものです。行き当たりばったりの治療では改善は見込めません。

当院では、丁寧なカウンセリングと徹底した検査で原因を明らかにします。その結果をもとに治療計画を立て、検査結果と治療計画をわかりやすく説明します。

患者さん自身が自分の状態を把握し、目標をもって治療に取り組むことが、根本改善の結果につながることは経験上間違いないです。

当院の特徴

国家資格を有し、治療家歴30年以上の院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肩関節脱臼の根本改善のためには、症状の緩和はもとより、骨格や筋肉のバランスを整え、姿勢や歩行まで改善する必要があります。そのため当院では検査を充実し、計画を立てて共有し、経過を確認しながら施術しています。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行っているのです。変化を共有し、お互いに確認しながら治療を進めていく一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方もあきらめずにご相談ください。

肩関節脱臼のQ＆A

肩関節脱臼は自然に治りますか？

初期脱臼なら固定で改善可能ですが、3回以上再発した場合90%が手術が必要になります。早期に専門医を受診しMRI検査を受けましょう。

肩関節脱臼の人がやってはいけないことは？

頭上での物干しや背中を洗う動作は避けてください。水泳なら3週目から平泳ぎが可能です。

40代からの脱臼は危険？

骨密度低下で骨折リスクが上昇するため、特に注意が必要です。

手術なしでスポーツ復帰可能？

3回以上脱臼なら成功率20%未満で、再発リスクが高いため手術を検討するケースが多いです。

肩関節脱臼が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体施術と肩関節脱臼は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肩関節脱臼は早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。一人で悩むことなく、お早めにご相談ください。