肩関節不安定症

肩関節不安定症

肩関節不安定症とは、肩を支える靭帯や筋肉が緩むことで腕を動かす際に「抜けそうな感覚」や「ぐらつき」が生じる状態です。先天的な関節のゆるみやスポーツ障害、外傷歴などが要因となり、20代～30代の活動的な層に多く見られます。関節の安定性を保つインナーマッスルの機能低下が根本原因となるケースが9割を超えることが特徴です。

この症状の特徴は、日常生活やスポーツの動作で肩に違和感や痛みを感じやすく、繰り返し脱臼を起こすリスクも高まります。

肩関節不安定症を放置すると、反復性脱臼リスクが23%上昇し、関節軟骨の摩耗が加速します。最悪の場合、40代前半で人工関節手術が必要になる可能性もあります。ある調査では、不安定感を放置した患者の68%が5年以内に日常生活動作に支障をきたすと報告されています。関節包の緩みが進行すると、髪を梳かす動作や車のシートベルト着用さえ困難になるケースも少なくありません。

肩関節不安定症の原因

開院以来、当院には多くの肩関節不安定症患者さんが来院されています。

30年の臨床経験から言えるのは、肩関節不安定症の原因はひとつではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどだということです。

肩関節不安定症の原因は主に次のようなものがあります。

肩関節不安定症はこれらの要因が複数重なることによって発症することが少なくありません。

そしてその数や組み合わせは、当然、患者さんによって異なります。だからこそ当院では、何よりも検査を重要視しています。患者さんそれぞれの置かれた環境や既往歴などを丁寧にお聞きして、当院独自の客観的検査や整形外科検査などを行い、肩関節不安定症の原因を見つけ出します。

原因がわかるから改善する道が見えてきます。

これまで病院やほかの治療院でよくならなかったとしても決してあきらめないでください。あなたの肩関節不安定症は、徹底した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肩関節不安定症の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

筋力トレーニング

自己流で行うと逆に関節を傷めるリスクがあり、正しいフォームの指導が必要です。継続的な運動を続ける必要があり、負荷を最適に保つためにプロフェッショナルのトレーナーや理学療法士と根気よく続ける必要があります。動きによっては悪化することもあり見極めが重要です。

関節鏡手術

再発率15%とのデータがあり、術後6週間の固定期間が日常生活の質を低下させます。手術は確実な安定感を得られますが、リハビリ期間が長く、スポーツ復帰まで時間がかかります。

テーピング固定

一時的な安定感を得られますが、根本的な改善にはつながりません。スポーツ時などの補助的な役割が中心です。

肩関節不安定症を改善するために

肩関節不安定症を改善するためには、原因をつきとめることが何よりも重要です。原因がわからないまま治療を進めることは、コンパスを持たずに山に登るようなものです。行き当たりばったりの治療では改善は見込めません。

当院では、丁寧なカウンセリングと徹底した検査で原因を明らかにします。その結果をもとに治療計画を立て、検査結果と治療計画をわかりやすく説明します。

患者さん自身が自分の状態を把握し、目標をもって治療に取り組むことが、根本改善の結果につながることは経験上間違いないです。

当院の特徴

国家資格を有し、治療家歴30年以上の院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肩関節不安定症の根本改善のためには、症状の緩和はもとより、骨格や筋肉のバランスを整え、姿勢や歩行まで改善する必要があります。そのため当院では検査を充実し、計画を立てて共有し、経過を確認しながら施術しています。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行っているのです。変化を共有し、お互いに確認しながら治療を進めていく一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方もあきらめずにご相談ください。

肩関節不安定症のQ＆A

肩関節不安定症は自然に治りますか？

軽度の場合、適切な運動療法で改善可能です。ただし自己判断で放置すると慢性化するため、早期の専門家による評価が不可欠です。

肩関節不安定症の人がやってはいけないことは？

腕を後方に伸ばす動作（車のシートベルト着用など）は関節包に過度な負荷をかけます。肘を90度以上上げる動作も慎重に行う必要があります。

肩関節不安定症が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体施術と肩関節不安定症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肩関節不安定症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。一人で悩むことなく、お早めにご相談ください。