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こんにちは、整体院シェルパ・広島院院長の吉原和彦です。最近、脊柱管狭窄症で来院される患者さんから「足指が使えていないと言われた」「足指を鍛えれば良くなると聞いた」というお話をよく耳にします。実は、多くの整形外科医が見落としている重要なポイントがそこにあるのです。
病院では脊柱管が狭くなっていることばかりに注目しますが、なぜ狭くなったのかという根本原因まで掘り下げることはほとんどありません。30年以上の臨床経験から断言できるのは、足指が正しく使えていないことが脊柱管狭窄症を引き起こす大きな要因のひとつだということです。


足指の機能低下が腰に負担をかけ続けているケースは本当に多い
人間の体は足の裏から頭のてっぺんまで、すべてが連動して働いています。足指が使えていないということは、足裏のアーチ機能が低下し、正しく地面を蹴り出せていない状態です。すると歩くときに股関節や腰椎に過剰な負担がかかり続けることになります。
足指がしっかり使えていれば、歩行時の衝撃を足裏全体で吸収し、体重移動もスムーズに行えます。しかし現代人の多くは、靴の影響や運動不足によって足指が退化し、指先が浮いた「浮き指」や外反母趾になっています。こうした状態が何年も続くと、骨盤が後傾したり反り腰になったりして、最終的に脊柱管を狭めてしまうのです。
当院で実施している足底重心測定(ピドスコープ)で検査をすると、脊柱管狭窄症の患者さんのほぼ全員が足指をほとんど使えていないことがわかります。つまり、足指の機能不全こそが脊柱管狭窄症の隠れた原因なのです。
整形外科では画像診断で脊柱管の狭窄を確認し、痛み止めやブロック注射、場合によっては手術を提案します。しかしこれらはすべて対症療法であり、なぜ脊柱管が狭くなったのかという原因には触れていません。
足指が使えていないと、まず足裏のアーチが崩れます。土踏まずが潰れると足首が内側に倒れ込み、膝が内側にねじれ、骨盤の歪みへとつながっていきます。骨盤が歪めば当然、その上にある腰椎にも影響が出ます。
さらに、足指で地面を蹴り出せないと歩幅が狭くなり、股関節の可動域も低下します。すると腰を反らせる動作が増え、腰椎への圧迫が強まります。これが何年も積み重なることで脊柱管が徐々に狭くなり、神経を圧迫するようになるのです。
足指が使えていない状態が続くと、以下のような悪循環が生まれます。足裏アーチの崩れから始まり、足首や膝の歪み、骨盤の傾き、腰椎への過剰な負担、そして脊柱管の狭窄へと進行していきます。さらに痛みをかばう姿勢をとることで、ますます足指を使わない歩き方になり、症状が悪化するという負のスパイラルに陥ってしまうのです。
この悪循環を断ち切るには、足指の機能を取り戻すことが不可欠です。多くの治療院では腰だけにアプローチしますが、それでは根本的な改善にはなりません。足元から全身のバランスを整えていく必要があるのです。
当院では初回の検査で必ず足底重心測定を行い、足指がどの程度機能しているかを客観的に評価します。脊柱管狭窄症の患者さんの多くは、自分の足指が使えていないことに気づいていません。検査結果を見て初めて、長年の症状の原因がそこにあったことを理解されるのです。
施術では、まず足指の関節や足首の動きを正常化させることから始めます。硬くなった足裏の筋膜をほぐし、足指を動かす筋肉を活性化させます。同時に、股関節や骨盤、腰椎のバランスも整えていきます。
さらに重要なのは、日常生活で足指を意識的に使えるようにすることです。正しい歩き方や立ち方の指導、自宅でできる足指トレーニングをお伝えし、患者さん自身が積極的に改善に取り組めるようサポートしています。
当院では段階的なアプローチで足指の機能を回復させていきます。初期段階では硬くなった足指の関節を動かせるように調整し、筋肉の緊張を緩めます。中期段階では足指を動かす筋力を強化し、正しい体重移動ができるように指導します。後期段階では全身のバランスを整え、日常動作の中で自然に足指が使える状態を定着させていきます。
この過程で多くの患者さんが、歩くときの安定感が増し、腰への負担が軽減されていくことを実感されています。足指がしっかり使えるようになると、自然と姿勢も改善され、脊柱管への圧迫が減少していくのです。
60代の女性Aさんは、長年の脊柱管狭窄症で100メートルも歩けない状態でした。病院では手術を勧められていましたが、当院で検査したところ典型的な浮き指で、足指がまったく使えていませんでした。足指の機能回復を中心とした施術を3ヶ月続けたところ、今では30分以上歩いても痛みが出なくなりました。
70代の男性Bさんは、外反母趾と脊柱管狭窄症の両方に悩まされていました。足指の変形が腰への負担を増やしていることを説明し、足指トレーニングと全身調整を並行して行いました。現在は趣味の釣りにも復帰され、長時間の立ち仕事も問題なくこなせるようになっています。
これらの改善例に共通しているのは、足指の機能回復に真剣に取り組んだことです。ただ施術を受けるだけでなく、自宅でのセルフケアも継続していただいたことが、劇的な改善につながりました。
ご自身の足指が使えているかどうか、簡単にチェックできる方法があります。裸足で立ったとき、すべての足指が地面にしっかりついていますか。足指をグーパーと大きく動かせますか。片足立ちで30秒以上安定して立てますか。これらのチェック項目のうち、ひとつでもできないものがあれば、足指の機能が低下している可能性が高いです。
また、靴底の減り方を見るのも有効です。外側ばかり減っていたり、かかとだけ極端に減っていたりする場合は、足指を使わずに歩いている証拠です。こうした状態が長く続けば、腰への負担は確実に増していきます。
脊柱管狭窄症と診断されると、多くの方が手術しか方法がないと思い込んでしまいます。しかし実際には、足指の機能を回復させることで症状が大きく改善するケースが数多くあります。画像で狭窄が確認されても、それが症状の直接的な原因とは限らないのです。
大切なのは、なぜ脊柱管が狭くなったのかという根本原因を見つけ出すことです。当院ではその原因のひとつとして足指の機能低下に着目し、30年以上の臨床経験に基づいた独自の検査と施術で多くの患者さんを改善へと導いてきました。
もしあなたが脊柱管狭窄症で悩んでいるなら、一度ご自身の足指に目を向けてみてください。そこに改善のヒントが隠されているかもしれません。手術を決断する前に、できることはまだたくさんあります。一人で悩まず、ぜひ当院にご相談ください。あなたの症状を根本から改善するために、全力でサポートさせていただきます。

