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整体院シェルパの吉原です。お元気ですか?今回は「脊柱管狭窄症で自分がどのくらい重症なのか知りたい」という方に向けて、重症度の見極め方と適切な対処法についてお話ししていきます。病院で脊柱管狭窄症と診断されて不安になっている方、症状が進行しているのではないかと心配されている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
当院には脊柱管狭窄症で悩まれている方が数多く来院されます。皆さん口を揃えて「自分の症状はどのくらい深刻なのか」「手術が必要なレベルなのか」と不安を抱えていらっしゃいます。30年以上の臨床経験から、その不安に寄り添いながら、重症度の判断基準と改善への道筋をお伝えしていきますね。


重症度を知ることは、適切な治療を選択する第一歩です
脊柱管狭窄症の重症度は、主に歩行能力や日常生活への影響度によって判断されます。医療現場では一般的に軽度、中等度、重度、最重度という4つの段階に分類されることが多いです。それぞれの段階で症状の特徴が異なり、治療方針も変わってきます。
軽度の段階では、長時間歩くと腰や足に痛みやしびれが出るものの、少し休めば回復して再び歩けるようになります。15分から20分程度は連続して歩行できることが特徴です。中等度になると、歩ける時間が10分程度に短縮され、休憩の頻度が増えてきます。階段の昇り降りや立ちっぱなしの家事が辛くなり、買い物にも支障が出始める段階です。
重度では歩行可能時間が5分以下となり、ほんの短い距離でも休憩が必要になります。夜間に足のしびれや痛みで目が覚めることも増え、睡眠の質が著しく低下します。最重度になると、立っているだけで症状が出現し、排尿や排便のコントロールが困難になることもあります。この段階では日常生活が大きく制限され、介助が必要になるケースも少なくありません。
脊柱管狭窄症の最も特徴的な症状が間欠性跛行です。これは歩いているうちに腰や足に痛みやしびれが強くなり、立ち止まって休むと楽になる現象を指します。前かがみになったり座ったりすると症状が軽減するため、買い物カートに寄りかかったり、ベンチで休んだりする行動が増えてきます。
重症度を判断する重要な指標は、この間欠性跛行でどれくらいの距離や時間を歩けるかということです。症状が進行するにつれて歩行可能な距離が短くなり、休憩の頻度が増えていきます。自分がどの程度歩けるのかを把握することで、現在の重症度をある程度推測できるのです。
重症化が進むと、足の筋力低下や感覚の鈍さといった症状が現れます。つまずきやすくなったり、階段を降りるときに足が思うように動かなかったりする場合は要注意です。スリッパが脱げやすくなる、足の指に力が入りにくいといった些細な変化も、筋力低下のサインかもしれません。
感覚障害では、足の裏に何か貼りついているような感じがしたり、砂利道を歩いているような違和感があったりします。温度感覚が鈍くなってお風呂の温度がわかりにくくなることもあります。こうした症状が出ている場合は、神経への圧迫がかなり強くなっている可能性があるため、早めの対処が必要です。
脊柱管狭窄症は放置すると確実に進行します。軽度の段階で適切な対処をすれば、進行を遅らせることも改善することも十分可能です。しかし、「そのうち良くなるだろう」と楽観視して何もしないでいると、気づいたときには日常生活に大きな支障をきたす重症度まで進んでしまいます。
重症化を防ぐためには、まず自分の症状を正確に把握することが大切です。歩ける距離や時間、痛みやしびれの程度、日常生活でできなくなったことなどを記録しておくと、症状の変化に気づきやすくなります。また、腰を反らす動作は症状を悪化させやすいため、できるだけ避けるようにしましょう。
脊柱管狭窄症で最も注意しなければならないのが、排尿や排便のコントロールが難しくなる膀胱直腸障害です。尿意を感じにくくなったり、我慢できずに漏れてしまったり、逆に尿が出にくくなったりする症状が現れます。便秘がちになったり、便意を感じにくくなったりすることもあります。
これらの症状が出ている場合は、神経への圧迫が相当強くなっており、緊急に医療機関を受診する必要があります。膀胱直腸障害が出ている段階では、保存療法での改善が難しく、手術が必要になるケースがほとんどです。取り返しのつかない状態になる前に、早急に専門医の診察を受けてください。
夜、寝ているときに足のしびれや痛みで目が覚めるようになったら、症状が進行しているサインです。日中の活動時だけでなく、安静にしている夜間にまで症状が出るということは、神経への圧迫が常態化している状態を意味します。睡眠不足が続くと体力も低下し、さらに症状が悪化するという悪循環に陥りやすくなります。
夜間痛が出始めたら、早めに対処することが重要です。寝る姿勢を工夫したり、寝具を見直したりすることで症状が軽減することもありますが、根本的な解決には専門的な治療が必要になります。
病院では主に画像診断を重視し、MRIやレントゲンで脊柱管の狭窄の程度を確認します。軽度から中等度の場合は、痛み止めの薬や湿布、神経ブロック注射などの保存療法が選択されます。重症化して日常生活に著しい支障がある場合や、膀胱直腸障害が出ている場合には手術が検討されます。
しかし、画像上の狭窄の程度と実際の症状の強さは必ずしも一致しません。MRIで狭窄が確認されても症状がほとんどない方もいれば、狭窄が軽度でも強い症状に悩まされている方もいます。つまり、狭窄そのものだけでなく、その周辺の筋肉や姿勢、体の使い方といった要素が症状に大きく影響しているのです。
当院では、画像診断だけではわからない体全体のバランスや動きの癖を徹底的に検査します。足底重心測定器であるピドスコープをはじめとした5種類の検査で、あなたの体の状態を可視化し、症状の根本原因を特定していきます。脊柱管狭窄症の症状は、反り腰や股関節の動きの悪さ、足指の機能低下など、複数の要因が絡み合って発症していることがほとんどだからです。
原因が特定できれば、そこにピンポイントでアプローチできます。骨格を整え、筋力のバランスを修正し、姿勢や歩き方を改善していくことで、薬や注射に頼らずに症状を改善することができるのです。実際に当院では、病院で手術を勧められた方が、整体治療で劇的に改善したケースが数多くあります。
当院の大きな特徴は、国家資格を持つ院長である私が、初回の検査から毎回の施術まで一貫して担当することです。施術者が変わると、体の微妙な変化や症状の波を見逃してしまう可能性があります。同じ施術者が継続して診ることで、わずかな改善も見逃さず、治療計画を最適化していくことができます。
30年以上の臨床経験があるからこそ、重症度の判断も的確にできますし、どのような治療計画が最短で改善につながるかも見えてきます。患者さん一人ひとりの生活背景や目標に合わせて、オーダーメイドの治療を提供しています。
軽度から中等度の脊柱管狭窄症の方は、比較的短期間で大きな改善が見られます。ある60代の女性は、歩行時の足のしびれと腰の痛みで来院されました。15分程度で休憩が必要な状態でしたが、週2回の治療を2か月続けた結果、30分以上連続して歩けるようになり、旅行も楽しめるようになりました。
重度の方でも、継続的な治療で改善は十分可能です。70代の男性は、5分も歩けず杖が手放せない状態で来院されました。夜間痛もあり、睡眠も妨げられていました。最初の3か月は週1回のペースで骨格調整と筋力強化を行い、その後は月2回のペースに移行しました。半年後には杖なしで20分以上歩けるようになり、夜間痛もほぼなくなりました。
病院で手術を勧められていた方が、当院の治療で手術を回避できたケースも少なくありません。ある50代の男性は、整形外科で「このままでは手術が必要」と言われて当院に来られました。間欠性跛行がひどく、通勤も困難な状態でした。
徹底した検査の結果、反り腰と股関節の動きの悪さ、腹筋の弱さが主な原因であることがわかりました。それらを重点的に改善する治療計画を立て、4か月間集中的に治療を続けた結果、症状は劇的に改善しました。通勤も問題なくできるようになり、手術をせずに済んだと大変喜ばれました。
以下の項目に当てはまるものが多いほど、重症度が高い可能性があります。日常生活で気になることがあれば、ぜひチェックしてみてください。
これらの項目に多く当てはまる方は、早急に専門家に相談することをお勧めします。特に最後の2項目に当てはまる場合は、かなり進行している可能性が高いため、すぐに対処が必要です。
脊柱管狭窄症は、早期に適切な対処をすればするほど、改善までの期間も短くなります。軽度の段階であれば、生活習慣の改善や適切な運動療法だけで症状が軽減することもあります。中等度以降になると専門的な治療が必要になりますが、それでも早く始めれば始めるほど効果は高くなります。
日常生活では、腰を反らす動作を避けることが基本です。高いところのものを取るとき、洗濯物を干すときなど、無意識に腰を反らしがちですが、こうした動作が症状を悪化させます。踏み台を使ったり、作業台の高さを調整したりして、腰に負担をかけない工夫が大切です。
運動は症状の改善に有効ですが、やり方を間違えると悪化させてしまいます。腰を反らすような運動、例えば背筋運動やヨガの一部のポーズは避けるべきです。逆に、腹筋を強化する運動や、股関節の柔軟性を高めるストレッチは効果的です。ただし、自己流で行うと逆効果になることもあるため、専門家の指導のもとで行うことをお勧めします。
当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた運動指導も行っています。自宅でできるセルフケアの方法もお伝えしますので、治療の効果を持続させながら、再発予防にもつながります。
脊柱管狭窄症で重症化している方の多くは、「もう手術しかない」「これ以上良くならない」とあきらめてしまっています。しかし、30年以上の臨床経験から断言できるのは、あきらめるにはまだ早いということです。適切な検査で原因を特定し、その原因にピンポイントでアプローチすれば、重症化した症状でも改善の可能性は十分にあります。
私自身も16歳のときに股関節の痛みで苦しみ、原因がわからないまま悪化していった経験があります。だからこそ、症状に悩むあなたの不安や辛さが痛いほどわかります。その手助けをすることが、私の使命だと思っています。
脊柱管狭窄症の重症度は、早期発見と早期対処で大きく変わります。一人で悩んで症状を悪化させる前に、ぜひ当院にご相談ください。あなたの症状を根本から改善し、やりたいことを諦めない人生を取り戻すお手伝いをさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。

