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こんにちは、整体院シェルパ・広島院の吉原です。歩いているときに足のしびれや痛みが出て、少し休むと楽になる。でも、また歩くと同じような症状が出てくる。こんな経験はありませんか?脊柱管狭窄症と診断されて、安静にすべきか、それとも動くべきか、迷っている方も多いのではないでしょうか。
実は、脊柱管狭窄症における安静の考え方はとても重要で、間違った対処法をしてしまうと症状が長引いたり、かえって悪化してしまうこともあるんです。今日は30年以上の臨床経験から、脊柱管狭窄症と安静の正しい関係についてお伝えしたいと思います。


安静と運動のバランスが症状改善の鍵になります
脊柱管狭窄症の症状には波があります。痛みが強い急性期と、比較的落ち着いている時期では、対処法がまったく異なるんです。まずは安静が必要な時期について見ていきましょう。
足や腰に強い痛みやしびれが出ている急性期には、無理をせず安静にすることが大切です。この時期に無理して動き回ると、神経への刺激がさらに強まり、炎症が悪化してしまう可能性があります。歩行時に強い痛みやしびれが出る場合は、2週間から4週間程度は安静を心がけることが推奨されています。
ただし、安静といっても一日中ベッドで寝ているという意味ではありません。日常生活の中で痛みを感じない範囲で動くことは問題ありませんし、むしろ適度に体を動かすことで血流が改善され、回復を早めることにもつながります。
脊柱管狭窄症の大きな特徴は、座ったり横になったりして安静にしているときには痛みやしびれがほとんど出ないことです。これは椎間板ヘルニアとは異なる点で、安静時に症状が改善するかどうかが診断のポイントにもなります。
数分歩くと足に痛みやしびれが出て、前かがみになったり座って休むと症状が楽になる。この「間欠跛行」と呼ばれる症状が脊柱管狭窄症の典型的なサインなんです。安静にすると神経への圧迫が軽減されるため、症状が一時的に改善するわけですね。
急性期には安静が必要だとお伝えしましたが、長期間にわたって安静を続けることは、実は症状の改善を妨げる原因になってしまうんです。ここからは、なぜ過度な安静が良くないのかをご説明します。
安静期間が長くなると、腰や足の筋肉がどんどん弱くなっていきます。特に腹筋や背筋、臀部の筋肉は、腰椎を支える重要な役割を担っているため、これらが弱ってしまうと脊柱への負担が増大してしまうんです。
筋力が低下すると、ちょっとした動作でも腰に負担がかかりやすくなり、結果として痛みが出やすい体になってしまいます。そして痛みを恐れてさらに動かなくなる。この悪循環に陥ると、症状はますます改善しにくくなってしまいます。
動かない生活が続くと、全身の血液循環が悪くなります。血流が低下すると、筋肉や神経に必要な酸素や栄養が十分に届かなくなり、老廃物の排出も滞ってしまうんです。これが痛みやしびれを長引かせる要因になります。
適度な運動は血流を促進し、組織の回復を助けてくれます。痛みが落ち着いてきたら、少しずつ体を動かすことが、実は最も効果的な治療法の一つなんですよ。
では、いつから、どのように運動を始めればいいのでしょうか。ここが脊柱管狭窄症の治療において最も重要なポイントです。
安静にしていて痛みが7割程度軽減したら、それが運動を始める目安です。最初は無理のない範囲で、家の中を歩く程度から始めましょう。痛みを感じたらすぐに休憩し、決して無理はしないことが大切です。
運動を再開するときには、前かがみの姿勢を意識すると症状が出にくくなります。脊柱管狭窄症は腰を反らすことで神経の圧迫が強まるため、やや前傾姿勢で歩くことで、歩ける距離が延びることが多いんです。
脊柱管狭窄症の根本改善には、姿勢の改善と筋力強化が欠かせません。当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた運動プログラムを提案しています。
下半身の筋力バランスを整え、股関節や足首の柔軟性を高めることで、腰への負担を軽減することができます。また、腹筋や多裂筋といった体幹の筋肉を鍛えることで、脊柱を安定させ、神経への圧迫を和らげることが期待できるんです。
安静と運動のバランスも大切ですが、日常生活の中で避けるべき動作を知っておくことも重要です。
脊柱管狭窄症で最も避けたいのが、腰を反らす動作です。腰を反らすと脊柱管がさらに狭くなり、神経への圧迫が強まってしまいます。高いところのものを取るとき、洗濯物を干すとき、立ったまま靴下を履くときなど、日常生活の中で腰を反らす場面は意外と多いものです。
このような動作をするときは、片足を台に乗せたり、膝を曲げたりして、できるだけ腰を反らさないように工夫してみてください。小さな工夫の積み重ねが、症状の悪化を防いでくれます。
立ちっぱなしや座りっぱなしなど、長時間同じ姿勢を続けることも避けたい生活習慣です。同じ姿勢が続くと特定の筋肉に負担が集中し、血流も悪くなってしまいます。
デスクワークの方は30分に一度は立ち上がって軽く体を動かす。立ち仕事の方は適度に座って休憩する。こうした小まめな姿勢の変換が、症状の管理には効果的なんです。
脊柱管狭窄症の改善には、安静と運動のバランスを見極めることが何より重要です。でも、それを自分一人で判断するのは難しいですよね。
当院では、脊柱管狭窄症の患者さんに対して、まず徹底的な検査を行います。姿勢分析、歩行分析、筋力検査、関節の可動域チェックなど、多角的な視点から体の状態を把握していきます。
脊柱管狭窄症の原因は一つではありません。反り腰、股関節の硬さ、足首の動きの悪さ、筋力のアンバランスなど、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。原因が分かるから、最短で改善する道筋が見えてくるんです。
検査結果をもとに、患者さんの現在の状態に合わせた治療計画を立てます。急性期には痛みを和らげる施術を中心に行い、症状が落ち着いてきたら、徐々に筋力強化や姿勢改善のための運動療法を取り入れていきます。
治療家歴30年以上の経験から言えるのは、焦らず段階を踏んで治療を進めることが、結局は最も早く改善につながるということです。一人ひとりの回復ペースを見極めながら、無理のない計画で進めていきますのでご安心ください。
脊柱管狭窄症における安静の考え方は、「急性期には必要だが、長期化させてはいけない」というバランスが大切です。痛みが強いときは無理をせず休む。でも、症状が落ち着いてきたら少しずつ体を動かしていく。このタイミングの見極めが、改善への鍵を握っています。
安静にしていれば自然に治るだろうと考えて何ヶ月も様子を見ていると、筋力低下や血流悪化によって、かえって症状が長引いてしまうことも少なくありません。脊柱管狭窄症は早めに適切な対処をすればするほど、改善までの期間も短くなります。
もしあなたが今、脊柱管狭窄症の症状で悩んでいて、安静にすべきか動くべきか迷っているなら、一人で判断せずにぜひ専門家に相談してください。当院では、あなたの体の状態を丁寧に検査し、今のあなたに最適な治療計画を提案させていただきます。痛みやしびれを我慢し続ける必要はありません。一緒に改善への道を歩んでいきましょう。

