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こんにちは。整体院シェルパ・広島院院長の吉原和彦です。
「最近、仕事や家庭でストレスが多くて、いつもより足のしびれがひどくなった気がする」そんなふうに感じたことはありませんか。実は脊柱管狭窄症の症状とストレスには深い関係があることが、最近の研究からも明らかになってきています。痛みやしびれに悩む患者さんの多くが、精神的なストレスを抱えていると訴えられるのです。
長年、数多くの脊柱管狭窄症の患者さんを診てきた経験から、ストレスが症状を悪化させる大きな要因になることを、私は確信しています。症状が改善しないことへの不安、将来への心配、日常生活への支障といった精神的な負担が、さらに症状を悪化させるという悪循環に陥っている方がとても多いのです。


ストレスと症状の関係を理解することが、改善への第一歩です
脊柱管狭窄症は、背骨の中にある神経が通るトンネルが狭くなって神経を圧迫することで、腰や足にしびれや痛み、歩きづらさなどの症状が出る状態です。この症状自体が精神的な負担となり、さらにストレスが加わることで痛みが増幅されるという悪循環が生まれています。
ストレスを感じると、自律神経のバランスが崩れます。特に交感神経が優位になることで、血管が収縮して筋肉への血流が悪くなり、筋肉が緊張しやすくなるのです。脊柱管狭窄症では神経への圧迫がもともと存在していますが、ストレスによる筋肉の過緊張がこの圧迫をさらに強めてしまいます。
さらに、ストレスは脳の痛みを調整する機能に影響を与えます。通常、脳には痛みを和らげる仕組みが備わっていますが、慢性的なストレスによってこの鎮痛システムが正常に働かなくなることがあります。その結果、同じ程度の神経圧迫でも、ストレスがあるときのほうが痛みを強く感じてしまうのです。
人間の体は、自律神経によって無意識のうちに調整されています。自律神経には交感神経と副交感神経があり、両者のバランスによって血圧や心拍、消化機能などがコントロールされています。ストレスがかかると交感神経が活発になり、体が常に緊張状態になります。
交感神経が優位な状態が続くと、筋肉は常に力が入った状態になり、血流が悪化します。脊柱管狭窄症の方は腰や足の筋肉が緊張しやすく、この緊張が神経への圧迫を増すことで、痛みやしびれが強くなります。特に夜間に症状が悪化する方が多いのは、一日のストレスが蓄積して筋肉の緊張が高まっているためです。
痛みというのは、単純に神経が圧迫されているから感じるというものではありません。脳が痛みの信号を受け取り、それをどう解釈するかによって、実際に感じる痛みの強さは変わってきます。ストレスや不安が強いと、脳は痛みの信号を増幅して処理してしまうのです。
慢性的なストレス状態では、脳内のセロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質のバランスが崩れます。これらの物質は痛みを和らげる働きをしていますが、ストレスによって分泌が減少すると、痛みを感じやすくなります。同じ症状でも、心に余裕があるときとないときで痛みの感じ方が違うのは、このためです。
脊柱管狭窄症で特に問題となるのが、痛みと不安による悪循環です。痛みやしびれがあると、「この先歩けなくなるのではないか」「手術が必要になるのではないか」といった不安が生まれます。この不安がストレスとなり、前述のように自律神経の乱れや痛みの増幅を引き起こすのです。
また、痛みを恐れるあまり体を動かさなくなることも問題です。動かないでいると筋力が低下し、関節も硬くなって、さらに症状が悪化します。安静にしすぎることで、かえって症状が長引いてしまうケースを数多く見てきました。
患者さんの中には、「痛みが出るのが怖くて外出を控えるようになった」「趣味だった旅行を諦めた」という方もいらっしゃいます。こうした生活の制限が、さらにストレスを増やし、孤独感や抑うつ気分を引き起こすこともあります。心身の状態は密接に関係しているため、身体的なアプローチだけでなく、精神的なケアも重要になるのです。
ストレスは睡眠にも大きな影響を及ぼします。夜間に痛みやしびれで目が覚めてしまう方も多く、十分な睡眠が取れないことで疲労が蓄積します。睡眠不足は自律神経のバランスをさらに乱し、痛みに対する感受性を高めてしまいます。
質の良い睡眠は、体の修復や回復に欠かせません。睡眠中に成長ホルモンが分泌され、筋肉や組織の修復が行われます。しかし、痛みとストレスで睡眠が妨げられると、この回復のプロセスが十分に機能しなくなり、症状の改善が遅れてしまうのです。
脊柱管狭窄症の症状を改善するためには、身体的な治療とともにストレスへの対処が必要です。当院では、患者さん一人ひとりの生活背景やストレス要因をお聞きしながら、総合的なアプローチを心がけています。
まず大切なのは、自分がストレスを感じていることを認識することです。多くの方が、日々の忙しさの中でストレスに気づいていません。深呼吸をする時間を意識的に作る、好きな音楽を聴く、散歩をするなど、自分なりのリラックス方法を見つけることが第一歩です。
適度な運動も効果的です。ウォーキングや水中運動、ストレッチなど、痛みを感じない範囲での運動は、血流を改善し、筋肉の緊張をほぐすだけでなく、ストレスホルモンの分泌を抑える効果もあります。ただし、無理は禁物です。自分の体と相談しながら、少しずつ体を動かしていきましょう。
規則正しい生活リズムを保つことも重要です。毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝る習慣をつけることで、自律神経のバランスが整いやすくなります。食事も大切で、バランスの取れた食事を規則正しく摂ることで、体の調子が安定します。
カフェインやアルコールの過剰摂取は、睡眠の質を低下させ、自律神経を乱す原因になります。特に夕方以降のカフェイン摂取は控えるようにしましょう。また、就寝前のスマートフォンやパソコンの使用も、脳を興奮させて睡眠を妨げるため、できるだけ避けることをおすすめします。
一人で悩みを抱え込まないことも大切です。家族や友人に自分の状態を話すだけでも、気持ちが軽くなることがあります。同じ症状で悩む方との交流も、心の支えになります。専門家に相談することで、適切なアドバイスを受けることもできます。
整体院シェルパでは、30年以上の臨床経験をもとに、脊柱管狭窄症の根本原因を見つけ出す検査を重視しています。ストレスによる筋肉の緊張パターンや、自律神経の乱れによる体のサインを、丁寧な検査で確認していきます。
施術では、緊張した筋肉をやさしくほぐし、骨格のバランスを整えることで、神経への圧迫を軽減します。さらに、正しい姿勢や体の使い方をお伝えし、日常生活でのセルフケア方法もアドバイスしています。体が楽になることで、心の余裕も生まれ、ストレスへの対処力も高まっていくのです。
実際に当院で施術を受けられた方の中には、「痛みが軽くなったことで、気持ちも前向きになれた」「よく眠れるようになり、日中の疲労感が減った」という声を多くいただいています。身体と心は切り離せないものであり、両面からのアプローチが改善への近道だと確信しています。
当院の最大の特徴は、徹底した検査です。足底重心測定器をはじめとする5種類の検査で、体の状態を可視化します。ストレスによる筋肉の緊張がどこに現れているのか、姿勢のバランスがどう崩れているのかを客観的に把握することで、効果的な施術計画を立てることができるのです。
検査結果はわかりやすくご説明し、今後の施術計画も明確にお伝えします。「自分の体の状態がわかって安心した」という患者さんの言葉を聞くたびに、検査の重要性を実感しています。不安が減ることも、ストレス軽減につながります。
脊柱管狭窄症とストレスは、密接に関係しています。ストレスが自律神経を乱し、筋肉を緊張させ、痛みを増幅させることで、症状を悪化させる悪循環が生まれます。この悪循環を断ち切るためには、身体的な治療とともに、ストレスへの対処が不可欠です。
一人で悩んでいても、症状は改善しません。むしろ不安が増すばかりです。もし今、痛みやしびれに加えて、精神的な負担も感じているのであれば、その苦しみを一人で抱え込まないでください。適切な検査と施術、そして生活習慣の見直しによって、多くの方が症状の改善を実感されています。
整体院シェルパでは、あなたの体と心の両面から、全力でサポートいたします。どんな小さな悩みでも構いませんので、いつでもお気軽にご相談ください。一緒に、症状改善への道を歩んでいきましょう。

