脊柱管狭窄が発症する年代は?50代以降は要注意

こんにちは、整体院シェルパ・広島院の吉原和彦です。最近、腰から足にかけてしびれや痛みを感じるようになって、「もしかして脊柱管狭窄かもしれない」と心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。年齢を重ねるにつれて増えてくる体の変化には、どうしても不安がつきまとうものです。

今回は、脊柱管狭窄症と年齢にはどのような関係があるのか、何歳くらいから発症リスクが高まるのか、そして高齢になっても改善は可能なのかについて詳しくお話しします。30年以上の臨床経験から、同年代の皆さまにお役に立てる情報をお伝えできればと思います。

脊柱管狭窄が多く見られるのは何歳から?

脊柱管狭窄は、背骨の中にある神経の通り道が狭くなることで、足腰にしびれや痛みが出る症状です。この症状が多く見られるようになるのは、40代後半から50歳以降にかけてで、特に60代から70代にかけて患者数がピークを迎えます。厚生労働省の調査によれば、広範脊柱管狭窄症として認定されている方だけでも約5,000人以上いますが、実際には認定に至らない軽度から中等度の方を含めると、その数はさらに膨大になると推定されています。

年齢を重ねることで、椎間板の水分が減少したり、背骨を支える靭帯が分厚くなったりします。また、長年の姿勢のクセや筋力バランスの崩れが積み重なって、徐々に神経の通り道を圧迫するようになるのです。特に男性では60代以降に多く見られる傾向があり、女性でも閉経後にホルモンバランスの変化とともに骨や軟部組織が変性しやすくなります。

開院以来、当院にも50代から80代の方まで幅広い年代の脊柱管狭窄でお悩みの方が来院されています。皆さんに共通しているのは、「年だから仕方ない」と諦めかけていたという点です。しかし実際には、年齢に関係なく適切な施術を受けることで改善していく方がたくさんいらっしゃいます。

年齢による発症リスクと症状の特徴

50代で現れ始める初期サイン

50代になると、長時間歩いたときに腰やお尻、太ももにかけての重だるさを感じることが増えてきます。これは脊柱管が徐々に狭くなり始めているサインかもしれません。この時期は仕事も忙しく、疲れが溜まりやすい年代でもあるため、「単なる疲労だろう」と見過ごしてしまうことが多いのです。しかし、この段階で適切に対処すれば、症状の進行を防げる可能性が高くなります。

60代から70代に増える典型的な症状

60代以降になると、間欠性跛行と呼ばれる特徴的な症状が現れることが多くなります。これは歩いているとだんだん足がしびれたり痛くなったりして、休憩すると楽になるという症状です。買い物に行っても途中で休憩が必要になったり、旅行を楽しめなくなったりと、日常生活に支障が出始めます。

この年代では、背骨の変形や靭帯の肥厚がさらに進行しているケースが多く、病院では手術を勧められることもあります。しかし当院の経験では、70代、80代の方でも保存的な施術によって十分に改善する可能性があります。実際に、「医師から手術しかないと言われたけれど、どうしても手術は避けたい」という思いで来院された方が、数か月の施術で歩行距離を大幅に伸ばせるようになったケースは少なくありません。

80代以降でも改善は可能か

「もう80歳を過ぎているから、今さら治療しても無理なのでは?」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。確かに高齢になるほど組織の回復力は低下しますが、適切な施術と運動療法を組み合わせれば改善の道は十分にあります。当院でも85歳の方が施術を受けて、杖なしで外出できるようになった事例があります。

大切なのは、年齢を理由に諦めないことです。高齢であっても、筋肉のバランスを整え、正しい体の使い方を身につけることで、痛みやしびれを軽減し、生活の質を向上させることは可能なのです。

年齢に関係なく重要な根本原因へのアプローチ

脊柱管狭窄は加齢による変化が大きな要因ですが、それだけが原因ではありません。30年の臨床経験から言えるのは、脊柱管狭窄の原因は年齢だけでなく、反り腰や股関節の使い方の問題、筋力バランスの崩れ、歩き方の悪さなど、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

年齢が上がるほどこれらの要因が積み重なっているため、「年のせい」と片付けられがちですが、実は一つひとつ丁寧に改善していけば、症状は確実に良くなっていきます。当院では、足底重心測定器をはじめとする独自の検査で、あなたの体に何が起きているのかを可視化します。そして、その結果をもとに、あなたに最適な施術計画を立てていくのです。

病院での治療と当院のアプローチの違い

病院では、痛み止めや湿布といった薬物療法、電気治療などの物理療法が中心となります。症状が重い場合には手術が検討されることもあるでしょう。これらは一時的な症状緩和には効果がありますが、根本的な原因を解決するものではありません。特に高齢の方にとって、手術は体への負担が大きく、合併症や再発のリスクも考慮しなければなりません。

当院では、まず徹底した検査であなたの症状の根本原因を特定します。その上で、骨格や筋肉のバランスを整え、姿勢や歩行まで改善していく総合的なアプローチを行います。国家資格を持つ私が、検査から施術まで一貫して担当しますので、体の変化を見逃すことなく、最短距離で改善へと導くことができるのです。

年齢を重ねても活動的な生活を取り戻すために

脊柱管狭窄の症状を放置すると、歩ける距離がどんどん短くなり、最終的には外出すること自体が億劫になってしまいます。そうなると筋力がさらに低下し、症状が悪化するという悪循環に陥ってしまうのです。だからこそ、早めの対処が何よりも重要になります。

当院で施術を受けた多くの方が、こんな変化を実感されています。

• 長時間歩いても痛みやしびれを気にせず過ごせるようになった
• 趣味の旅行や釣りに安心して出かけられるようになった
• 運動やジョギングなどの活動を再開できた
• 家族や友人との外出を楽しめるようになった

年齢を理由にやりたいことを諦める必要はありません。適切な施術を受けることで、何歳からでも体は変わっていきます。

あなたも諦めずに一歩を踏み出してみませんか

「もう年だから」「今さら良くなるはずがない」そう思っていらっしゃる方こそ、一度当院にご相談ください。脊柱管狭窄は年齢とともに発症リスクが高まる症状ですが、同時に適切なアプローチによって改善できる症状でもあります。私自身、16歳のときに原因不明の股関節痛で苦しんだ経験があるからこそ、あなたの不安や痛みに寄り添うことができます。

当院の整体施術と脊柱管狭窄は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。検査で原因をしっかりと特定し、計画的に施術を進めていくことで、確実に体は変化していきます。一人で悩むことなく、どうぞお気軽にご相談ください。あなたがまた活動的な毎日を取り戻せるよう、全力でサポートいたします。