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70代でも実践可能な脊柱管狭窄症の6つの対策法

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こんにちは。広島市で整体院を営んでいる吉原和彦です。最近、腰部の痛みや脚のしびれでお悩みの方から「脊柱管狭窄症って、本当に自然に治る可能性があるのでしょうか?」というご質問をよく受けます。医師から「様子を見ましょう」と言われたものの、本当に改善するのか、いつまで待つべきなのか、そういった不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。

院長:吉原

この質問には、多くの患者さんが同じ悩みを抱えているからこそ、丁寧にお答える価値があると考えます。医学的根拠と30年の臨床経験から、その実態をお伝えすることで、皆さんが最善の判断ができるようにしたいのです

目次

脊柱管狭窄症とは、どのような症状なのか

脊柱管狭窄症は、脊椎の中にある神経の通り道(脊柱管)が狭くなることで、神経が圧迫される状態です。加齢に伴う椎間板の変性や、骨の変形によって引き起こされることがほとんどです。典型的な症状は歩行時に脚が痛くなったり、しびれたりするというもので、特に距離を歩くと症状が強まり、座ると軽くなるという「間欠跛行」という特徴的なパターンが見られます。

患者さんの中には「最近、散歩に行くと100メートルも歩かないうちに脚が痛くなって、ベンチに座るとまた歩けるようになる」というように、日常生活の質が大きく低下している方も少なくありません。排尿や排便に支障が出ているわけではなく、比較的軽症から中程度の状態であれば、保存療法(手術をしない治療)の対象となります。

自然治癒は本当に起こるのか?医学的なエビデンス

これが最も重要な質問ですね。結論から申し上げますと、軽症から中程度の脊柱管狭窄症であれば、3割程度が自然によくなる可能性があるというのが医学的な見解です。ただし、この数字だけで判断してはいけません。改善する場合と改善しない場合の条件が大きく異なるのです。

医学文献では「安静と時間により症状が軽減する例もある」と記載されていますが、この「安静」というのは単に病院に行かない、という意味ではなく、積極的な対策を講じた上での安静を意味しています。生活習慣を何も改善せず、ただ待っているだけでは、むしろ症状が進行する可能性の方が高いのです。

改善する人としない人の違いは何か

30年の臨床経験から見ると、改善する人には共通の特徴があります。第一に、症状に対して客観的に向き合い、原因となっている日常生活の習慣を見直そうとする姿勢です。デスクワークが長い方であれば定期的に立ち上がる、重いものを持つ際には腰を痛めない工夫をするなど、症状を悪化させないための生活改善に取り組んでいるのです。

第二に、自宅で実践できる運動療法やストレッチを継続することです。下肢の筋力強化や、股関節の可動域を広げるための体操を毎日続ける習慣がある方は、症状の改善速度が格段に速いのです。これは私の治療院に来られた患者さんの改善実績でも裏付けられています。

医師から「様子を見ましょう」と言われたら、何をするべきか

医師のこの言葉は、決して「何もしなくていい」という意味ではありません。むしろ、症状が軽症であるため、保存療法で改善の可能性がある、という判断を示しているのです。そこから先は、患者さんご自身の行動にかかっています。

自分でできる3つの対策

毎日の生活の中で取り組めることがあります。まず第一は、姿勢の改善です。猫背や前かがみの状態が続くと、脊椎に余分な負担がかかり、症状を悪化させます。デスクワークの際には椅子の高さを調整し、胸を張った姿勢を意識することが大切です。

第二は、股関節の柔軟性を高めることです。股関節の可動域が狭まると、腰椎に補償的な負担がかかります。毎日数分間、股関節をゆっくり動かすストレッチを習慣にすることで、腰椎への負担を軽減できます。

第三は、下肢の筋力強化です。特にお尻の筋肉(臀筋)と太もも前面の筋肉(大腿四頭筋)が弱いと、歩行時の安定性が損なわれます。シンプルなスクワット動作やかかとの上げ下ろしを無理のない範囲で行うことで、症状の改善を加速させられるのです。

保存療法でどの程度まで改善するのか

患者さんの中には「保存療法=一時的な痛み止め」と思われている方もいますが、それは大きな誤解です。当院では、

  • 原因となっている骨格の歪みを整える施術
  • 神経圧迫を引き起こしている筋肉の緊張を緩める治療
  • 根本改善に必要な運動療法の指導
  • 日常生活での動作指導とセルフケア教育

これらを組み合わせた総合的なアプローチを行っています。実際、来院された患者さんの多くが、数週間から数ヶ月で歩行距離が大幅に改善しています。

改善までの標準的なプロセス

軽症から中程度の脊柱管狭窄症の場合、一般的には以下のようなプロセスで改善していきます。初期段階(1~2週間)では、症状の悪化を防ぐことを最優先にします。その後、段階的に施術を進め、並行して自宅でのエクササイズを増やしていきます。多くの患者さんは4週間から8週間の間に、「以前よりも歩きやすくなった」という実感を得られるようになります。

いつまで様子を見るべき?手術の判断基準

ここは本当に多くの患者さんが悩まれる部分です。「このまま放っておいても大丈夫なのか」「どこまで我慢すべきなのか」という不安は、日々の生活に支障をきたします。

保存療法から手術への判断ポイント

医学的には、以下のような状況になった場合は、手術の検討が必要になる可能性があります。まず、排尿や排便に支障が出ている場合です。これは神経症状がかなり進行している証拠です。また、症状が出現してから3~6ヶ月間、適切な保存療法を行ったにもかかわらず改善がない場合も、手術の対象になり得ます。

さらに、歩行距離がどんどん短くなり、生活の質が著しく低下している場合も、積極的な治療介入の必要性が高まります。しかし、ここが重要なのですが、その「適切な保存療法」が、本当に適切だったかどうかが問われるのです。

多くの患者さんが知らないこと

実は、症状があっても医学的な治療を受けずに過ごしている方が大多数です。また、医師の診断を受けたものの、その後のケアについて具体的な指導を受けていない方も多く見かけます。「様子を見ましょう」という言葉の後に、「では、その間に何をしたらいいのか」という説明がないまま、患者さんを不安のまま帰してしまう医療機関も存在するのです。

だからこそ、症状に対して積極的に向き合う患者さんほど、改善の確率が高いのです。検査を受け、原因を特定し、それに対して計画的に対策を講じる。この一連のプロセスが、自然治癒のプロセスを大きく加速させるのです。

当院での改善事例から学ぶこと

当院には、医師から「様子を見ましょう」と言われたものの、その後症状が悪化してしまい、当院に来院された患者さんが多くいます。その大多数が、適切な運動療法と生活指導を通じて、歩行距離を大幅に改善させています。

例えば、70代の男性患者さんは、当初は50メートル程度の歩行で脚が痛くなっていました。3ヶ月間の継続的な施術と自宅でのエクササイズにより、今では2キロメートル程度の散歩を無理なく行えるようになられています。

60代の女性患者さんは、症状が出現してから1年間、ほぼ何の治療も受けずに過ごされていました。当院に来られた時点では、かなり症状が進行していましたが、それでも8週間の治療プログラムにより、日常生活での支障はほぼ解消されました。これらの事例から分かるのは、「遅すぎるということはない」ということです。

脊柱管狭窄症を自然に改善させるための最後のポイント

自然治癒とは、何もしないで治ることではなく、身体が持つ自然治癒力を最大限に引き出すことです。そのためには、症状の原因を正確に把握し、それに対して適切なアプローチを継続することが必須なのです。

医師の診断を受けることは大切です。しかし、その診断の後、実際にどのような対策を講じるかは、患者さんご自身の決断にかかっています。今この瞬間から、症状に真摯に向き合い、改善に向けた行動を起こすことが、最も確実な道なのです。

脊柱管狭窄症による悩みは、本当に大きなものですね。歩きたくても歩けない、好きなことが思うようにできない、そういった状況は、身体的な苦痛以上に、心理的な負担になることもあります。

30年の治療家人生の中で、数多くの患者さんが改善していく様子を見てきました。その共通点は、症状から目を背けず、向き合ったということです。医師の言葉も重要ですが、その先のプロセスは患者さん自身の意思と行動で決まるのです。

もし今、脊柱管狭窄症の症状でお悩みでしたら、一人で悩まずにお気軽にご相談ください。当院では、独自の検査を通じて症状の原因を特定し、あなたのお体に最適な改善プログラムを提供します。歩く喜び、動く自由を取り戻すために、私がお手伝いさせていただきます。


院長:吉原

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