「平泳ぎひざ」と「ランナーひざ」
- 2013年06月26日
- ブログ
「プールで平泳ぎしてすぐに痛くなったんですよ」
70代のＭさんは泳ぐのが得意です。
今回は平泳ぎでひざが痛くなったとのこと。
『平泳ぎひざ』といわれるスイマー独特のひざの障害があります。
一瞬、「平泳ぎ膝か？？」と頭によぎりましたが、
Ｍさんは今回ひさしぶりにプールに行き、泳ぎ始めてすぐ痛くなったこと、
痛みを訴えてる場所がひざの外側であること、からそれはないようです。
そもそも『平泳ぎ膝』になるのはかなり泳ぎこんだスイマーです。
平泳ぎのキックによって膝の内側を痛めるのが特徴です。
Ｍさんの場合はひざの外側、ちょうどランナー膝のあたりだったのです。
「ランナー膝」は腸脛靭帯炎とも呼ばれ、ひざの外側に着く
腸脛靭帯がひざの屈伸により擦られて炎症が起こる障害です。
ランナーに限らず、水泳でも痛める事例があるので、
Ｍさんの場合は水泳で痛めたランナー膝ということでしょうか。
股関節の調整とテーピングを行い、
しばらくプールをお休みしてもらうよう伝えました。
ついついなんでもやりすぎる傾向があるＭさん、
70代でもまだまだ元気です。
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